【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期のJR姫新線 (美作土居駅~新見駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.3万円/坪(8.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -14.6%( -4.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 15 件(1年前(2021年)に比べて -57.1%( -20件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.8年(昨年 32.6年から -14.6 %減)。平均土地面積は 147.5 坪 (昨年 97.7 坪から +51.0 %増)。平均建物面積は 69.2 坪 (昨年 38.0 坪から +82.3 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。津山駅、久世駅は、昨年から 5 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは中国勝山駅で昨年に比べ +102.3 %、坪単価は 16.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(中国勝山駅、林野駅)は +102.2 %(坪単価 +8.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(美作落合駅、院庄駅)は -85.8 %(坪単価 -60.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 32.6 年 → 2022年 27.8 年、-14.6 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 37.0 % → 2022年 27.3 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 44.4 % → 2022年 36.4 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 32.9 分 → 2022年 59.3 分、+80.2 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 11.1 % → 2022年 9.1 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった津山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.8万円/坪(17.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +6.9%( +3.7万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて -54.5%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった院庄駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.9万円/坪(1.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -83.0%( -28.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR姫新線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
美作土居駅 | - | 10.2万/坪 (42.0年/206坪) | - |
美作江見駅 | - | 10.4万/坪 (28.0年/260坪) | 4.6万/坪 (30.0年/102坪) |
楢原駅 | - | - | 3.3万/坪 (62.0年/279坪) |
林野駅 | 17.9万/坪 (16.0年/180坪) | 8.9万/坪 (34.0年/57.5坪) | 2.3万/坪 (51.5年/82.4坪) |
勝間田駅 | - | 34.6万/坪 (49.0年/123坪) | - |
西勝間田駅 | - | - | - |
美作大崎駅 | - | - | 17.0万/坪 (33.0年/87.7坪) |
東津山駅 | - | 44.4万/坪 (22.0年/53.7坪) | - |
津山駅 | 56.8万/坪 (25.3年/97.4坪) | 53.1万/坪 (23.4年/79.3坪) | 29.8万/坪 (26.9年/107坪) |
院庄駅 | 5.9万/坪 (0年/333坪) | 34.5万/坪 (23.0年/60.5坪) | 11.0万/坪 (67.0年/145坪) |
美作千代駅 | - | 81.9万/坪 (31.0年/72.6坪) | 0.8万/坪 (50.0年/103坪) |
坪井駅 | - | - | - |
美作追分駅 | - | - | - |
美作落合駅 | 11.9万/坪 (70.0年/157坪) | 104万/坪 (0年/72.6坪) | 4.2万/坪 (43.0年/136坪) |
古見駅 | - | 26.4万/坪 (42.0年/103坪) | - |
久世駅 | 12.6万/坪 (18.0年/239坪) | 11.9万/坪 (51.0年/52.9坪) | 19.1万/坪 (39.5年/66.6坪) |
中国勝山駅 | 16.6万/坪 (28.4年/109坪) | 8.2万/坪 (35.8年/96.8坪) | 11.2万/坪 (26.0年/106坪) |
月田駅 | - | - | - |
富原駅 | - | - | - |
刑部駅 | - | - | - |
丹治部駅 | - | - | - |
岩山駅 | 1.0万/坪 (0年/200坪) | - | - |
新見駅 | - | 21.0万/坪 (48.0年/135坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
中国勝山駅 16.6 万/坪(昨年同期比 +102.3 %)
中国勝山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.6万円/坪(5.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +102.3%( +8.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -20.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.4年(昨年 35.8年から -20.7 %減)。平均土地面積は 109.3 坪 (昨年 96.8 坪から +12.9 %増)。平均建物面積は 59.0 坪 (昨年 36.3 坪から +62.5 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 35.8 年 → 2022年 28.4 年、-20.7 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 75.0 % → 2022年 33.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 47.4 分 → 2022年 91.8 分、+93.6 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 33.3 %)
林野駅 17.9 万/坪(昨年同期比 +102.1 %)
林野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.9万円/坪(5.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +102.1%( +9.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.0年(昨年 34.0年から -52.9 %減)。平均土地面積は 180.0 坪 (昨年 57.5 坪から +213.2 %増)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 38.6 坪から -33.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 34.0 年 → 2022年 16.0 年、-52.9 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 75.0 % → 2022年 50.0 %)
美作落合駅 11.9 万/坪(昨年同期比 -88.6 %)
美作落合駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.9万円/坪(3.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -88.6%( -92.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 157.3 坪 (昨年 72.6 坪から +116.7 %増)。平均建物面積は 51.4 坪 (昨年 31.8 坪から +61.9 %増)。
院庄駅 5.9 万/坪(昨年同期比 -83.0 %)
院庄駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.9万円/坪(1.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -83.0%( -28.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 332.8 坪 (昨年 60.5 坪から +450.0 %増)。平均建物面積は 81.7 坪 (昨年 34.8 坪から +134.8 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 13.0 分 → 2022年 60.0 分、+361.5 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示