【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年7月〜9月期のJR姫新線 (美作土居駅～新見駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.0万円/坪(11.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +12.9％( +4.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 39 件(１年前(2020年)に比べて -18.8％( -9件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 26.9年(昨年 26.9年から -0.0 ％減)。平均土地面積は 89.3 坪 (昨年 113.2 坪から -21.1 ％減)。平均建物面積は 42.7 坪 (昨年 37.6 坪から +13.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。林野駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは美作落合駅で昨年に比べ +749.0 ％、坪単価は 74.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(美作落合駅、林野駅)は +419.4 ％(坪単価 +36.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(新見駅、中国勝山駅)は -55.0 ％(坪単価 -19.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 60.9 分 → 2021年 37.8 分、-38.0 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 10.8 ％ → 2021年 24.1 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 37.8 ％ → 2021年 24.1 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 27.0 ％ → 2021年 37.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった美作落合駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.6万円/坪(22.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +749.0％( +65.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった中国勝山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.8万円/坪(3.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -49.2％( -9.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて -66.7％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR姫新線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 美作土居駅 | - | - | - |
| 美作江見駅 | - | - | - |
| 楢原駅 | - | - | - |
| 林野駅 | 15.9万/坪 (26.5年/135坪) | 8.4万/坪 (35.9年/119坪) | 6.4万/坪 (50.9年/191坪) |
| 勝間田駅 | 13.2万/坪 (51.5年/51.4坪) | - | 7.1万/坪 (23.0年/200坪) |
| 西勝間田駅 | - | - | - |
| 美作大崎駅 | - | - | - |
| 東津山駅 | 38.8万/坪 (28.5年/95.8坪) | - | - |
| 津山駅 | 52.6万/坪 (21.2年/52.3坪) | 55.0万/坪 (24.2年/104坪) | 31.6万/坪 (29.8年/151坪) |
| 院庄駅 | 44.6万/坪 (16.1年/83.2坪) | 47.5万/坪 (7.0年/71.6坪) | 32.1万/坪 (25.5年/60.5坪) |
| 美作千代駅 | - | - | - |
| 坪井駅 | - | - | - |
| 美作追分駅 | - | - | 2.8万/坪 (28.5年/514坪) |
| 美作落合駅 | 74.6万/坪 (4.5年/454坪) | 8.8万/坪 (36.2年/127坪) | 11.0万/坪 (22.5年/132坪) |
| 古見駅 | - | - | - |
| 久世駅 | 12.6万/坪 (54.5年/43.4坪) | 14.8万/坪 (45.5年/269坪) | 11.8万/坪 (41.5年/56.0坪) |
| 中国勝山駅 | 9.8万/坪 (27.5年/151坪) | 19.4万/坪 (28.3年/93.4坪) | 16.4万/坪 (28.7年/153坪) |
| 月田駅 | - | - | - |
| 富原駅 | - | - | - |
| 刑部駅 | - | - | 4.5万/坪 (0年/194坪) |
| 丹治部駅 | - | - | - |
| 岩山駅 | - | - | - |
| 新見駅 | 19.5万/坪 (54.0年/62.5坪) | 49.7万/坪 (20.0年/176坪) | 6.9万/坪 (23.5年/53.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
美作落合駅 74.6 万/坪(昨年同期比 +749.0 ％)
美作落合駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.6万円/坪(22.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +749.0％( +65.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 4.5年(昨年 36.2年から -87.5 ％減)。平均土地面積は 453.8 坪 (昨年 126.5 坪から +258.6 ％増)。平均建物面積は 130.1 坪 (昨年 39.8 坪から +226.6 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 36.2 年 → 2021年 4.5 年、-87.5 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 50.0 分 → 2021年 26.0 分、-48.0 ％と大きく減少)
林野駅 15.9 万/坪(昨年同期比 +89.9 ％)
林野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.9万円/坪(4.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +89.9％( +7.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.5年(昨年 35.9年から -26.0 ％減)。平均土地面積は 134.6 坪 (昨年 118.9 坪から +13.2 ％増)。平均建物面積は 24.2 坪 (昨年 55.6 坪から -56.5 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 35.9 年 → 2021年 26.5 年、-26.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 108.0 分 → 2021年 46.2 分、-57.2 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 66.7 ％ → 2021年 100.0 ％)
新見駅 19.5 万/坪(昨年同期比 -60.7 ％)
新見駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.5万円/坪(5.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -60.7％( -30.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 54.0年(昨年 20.0年から +170.0 ％増)。平均土地面積は 62.5 坪 (昨年 176.2 坪から -64.5 ％減)。平均建物面積は 41.8 坪 (昨年 51.9 坪から -19.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 21.2 分 → 2021年 15.0 分、-29.4 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 20.0 年 → 2021年 54.0 年、+170.0 ％と大きく増加)
中国勝山駅 9.8 万/坪(昨年同期比 -49.2 ％)
中国勝山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.8万円/坪(3.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -49.2％( -9.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて -66.7％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.5年(昨年 28.3年から -2.7 ％減)。平均土地面積は 150.9 坪 (昨年 93.4 坪から +61.5 ％増)。平均建物面積は 53.4 坪 (昨年 24.5 坪から +118.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 102.4 分 → 2021年 91.0 分、-11.1 ％と減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示