【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年1月〜12月期のJR姫新線 (美作土居駅～新見駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.4万円/坪(7.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -24.6％( -7.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 132 件(１年前(2018年)に比べて +9.1％( +11件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 32.0年(昨年 27.8年から +14.9 ％増)。平均土地面積は 141.4 坪 (昨年 112.8 坪から +25.4 ％増)。平均建物面積は 57.9 坪 (昨年 53.2 坪から +8.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。ほとんどの駅において下落した。古見駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは刑部駅で昨年に比べ +981.0 ％、坪単価は 57.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(刑部駅、美作落合駅)は +648.4 ％(坪単価 +38.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(久世駅、美作江見駅)は -79.8 ％(坪単価 -21.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 4.1 ％ → 2019年 5.3 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 31.2 ％ → 2019年 31.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2018年 27.8 年 → 2019年 32.0 年、+14.9 ％と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2018年 46.5 分 → 2019年 51.6 分、+11.0 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 34.4 ％ → 2019年 50.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 14.6 ％ → 2019年 4.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった刑部駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.2万円/坪(17.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +981.0％( +51.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった美作江見駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.4万円/坪(0.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -79.4％( -9.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR姫新線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 美作土居駅 | 10.5万/坪 (54.8年/130坪) | - | 2.4万/坪 (30.0年/169坪) |
| 美作江見駅 | 2.4万/坪 (17.3年/136坪) | 11.8万/坪 (23.8年/93.8坪) | - |
| 楢原駅 | 9.2万/坪 (0年/106坪) | 14.5万/坪 (27.4年/227坪) | 42.8万/坪 (38.8年/124坪) |
| 林野駅 | 11.0万/坪 (36.2年/150坪) | 23.1万/坪 (28.2年/131坪) | 9.8万/坪 (33.0年/216坪) |
| 勝間田駅 | 12.4万/坪 (26.0年/161坪) | 46.6万/坪 (15.7年/166坪) | 19.2万/坪 (26.0年/75.0坪) |
| 西勝間田駅 | - | - | - |
| 美作大崎駅 | - | 66.1万/坪 (5.3年/63.5坪) | |
| 東津山駅 | 15.3万/坪 (34.8年/154坪) | - | 58.3万/坪 (12.3年/87.7坪) |
| 津山駅 | 37.8万/坪 (30.4年/128坪) | 41.7万/坪 (24.5年/86.9坪) | 30.0万/坪 (32.1年/91.4坪) |
| 院庄駅 | 18.6万/坪 (33.0年/149坪) | 21.0万/坪 (31.1年/167坪) | 20.9万/坪 (36.7年/184坪) |
| 美作千代駅 | - | 105万/坪 (0年/75.6坪) | 28.8万/坪 (37.3年/227坪) |
| 坪井駅 | 10.4万/坪 (53.7年/265坪) | - | - |
| 美作追分駅 | 2.8万/坪 (28.5年/514坪) | - | - |
| 美作落合駅 | 31.8万/坪 (28.0年/219坪) | 7.7万/坪 (40.0年/87.0坪) | 8.4万/坪 (47.1年/76.8坪) |
| 古見駅 | 27.4万/坪 (29.3年/75.6坪) | 25.1万/坪 (25.2年/178坪) | 31.2万/坪 (20.0年/106坪) |
| 久世駅 | 8.4万/坪 (41.5年/84.7坪) | 42.5万/坪 (26.8年/133坪) | 11.6万/坪 (41.1年/64.5坪) |
| 中国勝山駅 | 12.9万/坪 (30.4年/132坪) | 14.8万/坪 (35.7年/114坪) | 23.0万/坪 (30.5年/143坪) |
| 月田駅 | - | - | - |
| 富原駅 | - | - | - |
| 刑部駅 | 57.2万/坪 (0年/129坪) | 5.3万/坪 (0年/130坪) | - |
| 丹治部駅 | - | - | - |
| 岩山駅 | - | - | 3.4万/坪 (51.8年/136坪) |
| 新見駅 | 16.3万/坪 (30.3年/73.1坪) | 30.2万/坪 (35.5年/66.0坪) | 27.5万/坪 (25.3年/213坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
刑部駅 57.2 万/坪(昨年同期比 +981.0 ％)
刑部駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.2万円/坪(17.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +981.0％( +51.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 129.1 坪 (昨年 130.1 坪から -0.8 ％減)。平均建物面積は 17.6 坪 (昨年 45.4 坪から -61.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 17.0 分 → 2019年 8.0 分、-52.9 ％と大きく減少)
美作落合駅 31.8 万/坪(昨年同期比 +315.8 ％)
美作落合駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.8万円/坪(9.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +315.8％( +24.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2018年)に比べて +16.7％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 28.0年(昨年 40.0年から -29.9 ％減)。平均土地面積は 219.1 坪 (昨年 87.0 坪から +151.9 ％増)。平均建物面積は 100.9 坪 (昨年 42.9 坪から +135.5 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 40.0 年 → 2019年 28.0 年、-29.9 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 90.0 分 → 2019年 54.3 分、-39.7 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 ％ → 2019年 40.0 ％)
久世駅 8.4 万/坪(昨年同期比 -80.3 ％)
久世駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.4万円/坪(2.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -80.3％( -34.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて -57.1％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 41.5年(昨年 26.8年から +54.8 ％増)。平均土地面積は 84.7 坪 (昨年 133.4 坪から -36.5 ％減)。平均建物面積は 49.4 坪 (昨年 82.9 坪から -40.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 17.4 分 → 2019年 9.7 分、-44.5 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 28.6 ％ → 2019年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 26.8 年 → 2019年 41.5 年、+54.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 20.0 ％ → 2019年 50.0 ％)
美作江見駅 2.4 万/坪(昨年同期比 -79.4 ％)
美作江見駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.4万円/坪(0.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -79.4％( -9.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.3年(昨年 23.8年から -27.4 ％減)。平均土地面積は 136.1 坪 (昨年 93.8 坪から +45.2 ％増)。平均建物面積は 127.8 坪 (昨年 36.3 坪から +252.1 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 23.8 年 → 2019年 17.3 年、-27.4 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 120.0 分 → 2019年 90.0 分、-25.0 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示