【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年10月〜12月期のJR姫新線 (美作土居駅～新見駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.9万円/坪(6.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -22.3％( -6.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 33 件(１年前(2018年)に比べて -23.3％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.1年(昨年 29.7年から +11.3 ％増)。平均土地面積は 129.9 坪 (昨年 110.1 坪から +18.0 ％増)。平均建物面積は 51.8 坪 (昨年 53.8 坪から -3.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。新見駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは刑部駅で昨年に比べ +379.2 ％、坪単価は 25.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(刑部駅、新見駅)は +193.8 ％(坪単価 +10.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(林野駅、院庄駅)は -61.1 ％(坪単価 -22.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 2.3 ％ → 2019年 3.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2018年 29.7 年 → 2019年 33.1 年、+11.3 ％と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 47.5 分 → 2019年 60.4 分、+27.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 27.3 ％ → 2019年 34.6 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 48.5 ％ → 2019年 53.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった津山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.8万円/坪(10.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -8.0％( -3.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 12 件(１年前(2018年)に比べて -33.3％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった楢原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.2万円/坪(2.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -56.5％( -12.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR姫新線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 美作土居駅 | 10.5万/坪 (54.8年/130坪) | - | - |
| 美作江見駅 | - | 11.8万/坪 (23.8年/93.8坪) | - |
| 楢原駅 | 9.2万/坪 (0年/157坪) | 21.2万/坪 (28.8年/221坪) | 16.2万/坪 (38.8年/150坪) |
| 林野駅 | 13.2万/坪 (22.8年/238坪) | 35.5万/坪 (23.8年/107坪) | 8.2万/坪 (32.0年/288坪) |
| 勝間田駅 | - | 25.6万/坪 (25.8年/303坪) | 36.7万/坪 (38.8年/72.6坪) |
| 西勝間田駅 | - | - | - |
| 美作大崎駅 | - | - | - |
| 東津山駅 | 15.3万/坪 (34.8年/154坪) | - | - |
| 津山駅 | 35.8万/坪 (33.0年/120坪) | 38.9万/坪 (23.1年/71.4坪) | 36.6万/坪 (31.5年/79.7坪) |
| 院庄駅 | 15.0万/坪 (46.3年/266坪) | 36.9万/坪 (15.3年/144坪) | 27.6万/坪 (22.1年/259坪) |
| 美作千代駅 | - | - | 9.3万/坪 (34.8年/171坪) |
| 坪井駅 | - | - | - |
| 美作追分駅 | - | - | - |
| 美作落合駅 | - | 13.1万/坪 (36.1年/102坪) | - |
| 古見駅 | - | - | 36.6万/坪 (13.8年/104坪) |
| 久世駅 | - | 23.0万/坪 (42.8年/172坪) | - |
| 中国勝山駅 | 11.7万/坪 (28.1年/89.2坪) | 15.1万/坪 (41.5年/151坪) | 15.8万/坪 (42.4年/120坪) |
| 月田駅 | - | - | - |
| 富原駅 | - | - | - |
| 刑部駅 | 25.3万/坪 (0年/103坪) | 5.3万/坪 (0年/130坪) | - |
| 丹治部駅 | - | - | - |
| 岩山駅 | - | - | 3.4万/坪 (51.8年/136坪) |
| 新見駅 | 13.2万/坪 (33.8年/85.2坪) | 12.2万/坪 (38.8年/63.5坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
刑部駅 25.3 万/坪(昨年同期比 +379.2 ％)
刑部駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.3万円/坪(7.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +379.2％( +20.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 102.9 坪 (昨年 130.1 坪から -20.9 ％減)。平均建物面積は 9.1 坪 (昨年 45.4 坪から -80.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 17.0 分 → 2019年 5.0 分、-70.6 ％と大きく減少)
新見駅 13.2 万/坪(昨年同期比 +8.4 ％)
新見駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.2万円/坪(4.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +8.4％( +1.0万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.8年(昨年 38.8年から -12.9 ％減)。平均土地面積は 85.2 坪 (昨年 63.5 坪から +34.1 ％増)。平均建物面積は 53.7 坪 (昨年 69.6 坪から -22.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2018年 38.8 年 → 2019年 33.8 年、-12.9 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 ％ → 2019年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 4.0 分 → 2019年 15.7 分、+291.7 ％と大きく増加)
林野駅 13.2 万/坪(昨年同期比 -62.8 ％)
林野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.2万円/坪(4.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -62.8％( -22.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.8年(昨年 23.8年から -4.2 ％減)。平均土地面積は 238.0 坪 (昨年 107.4 坪から +121.6 ％増)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 58.6 坪から -40.6 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 43.6 分 → 2019年 60.0 分、+37.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 ％ → 2019年 100.0 ％)
院庄駅 15.0 万/坪(昨年同期比 -59.4 ％)
院庄駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.0万円/坪(4.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -59.4％( -21.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 46.3年(昨年 15.3年から +203.2 ％増)。平均土地面積は 266.2 坪 (昨年 143.7 坪から +85.3 ％増)。平均建物面積は 52.2 坪 (昨年 26.5 坪から +97.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 64.5 分 → 2019年 51.0 分、-20.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 15.3 年 → 2019年 46.3 年、+203.2 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示