【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜12月期のJR因美線 (美作河井駅~東津山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.5万円/坪(12.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +17.0%( +6.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 17 件(1年前(2021年)に比べて -45.2%( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.4年(昨年 28.1年から -27.2 %減)。平均土地面積は 150.6 坪 (昨年 122.3 坪から +23.2 %増)。平均建物面積は 59.3 坪 (昨年 48.4 坪から +22.5 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。高野駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは美作加茂駅で昨年に比べ +104.4 %、坪単価は 9.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(美作加茂駅)は +104.4 %(坪単価 +5.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(東津山駅)は -11.2 %(坪単価 -5.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 28.1 年 → 2022年 20.4 年、-27.2 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 13.8 % → 2022年 27.3 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 34.5 % → 2022年 18.2 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 28.0 分 → 2022年 44.5 分、+58.6 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 6.5 % → 2022年 5.9 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった高野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.7万円/坪(13.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +21.3%( +8.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった美作加茂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.9万円/坪(3.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +104.4%( +5.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR因美線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
美作河井駅 | - | 1.1万/坪 (45.2年/59.0坪) | - |
知和駅 | - | - | 0.5万/坪 (52.8年/84.7坪) |
美作加茂駅 | 9.9万/坪 (51.3年/424坪) | 4.9万/坪 (28.9年/234坪) | 4.3万/坪 (48.8年/123坪) |
三浦駅 | - | - | 10.3万/坪 (48.5年/363坪) |
美作滝尾駅 | - | 18.3万/坪 (34.9年/225坪) | 16.1万/坪 (29.8年/154坪) |
高野駅 | 45.7万/坪 (14.9年/179坪) | 37.7万/坪 (31.3年/114坪) | 30.2万/坪 (31.7年/138坪) |
東津山駅 | 44.0万/坪 (21.0年/62.3坪) | 49.6万/坪 (22.5年/98.3坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
美作加茂駅 9.9 万/坪(昨年同期比 +104.4 %)
美作加茂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.9万円/坪(3.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +104.4%( +5.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 51.3年(昨年 28.9年から +77.5 %増)。平均土地面積は 423.5 坪 (昨年 233.9 坪から +81.0 %増)。平均建物面積は 121.0 坪 (昨年 50.9 坪から +137.6 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 22.3 分 → 2022年 4.0 分、-82.1 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 28.9 年 → 2022年 51.3 年、+77.5 %と大きく増加)
東津山駅 44.0 万/坪(昨年同期比 -11.2 %)
東津山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.0万円/坪(13.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -11.2%( -5.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて -57.1%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.0年(昨年 22.5年から -6.7 %減)。平均土地面積は 62.3 坪 (昨年 98.3 坪から -36.7 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 55.0 坪から -42.2 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 18.0 分 → 2022年 11.7 分、-35.2 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 28.6 % → 2022年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示