【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜12月期のJR因美線 (美作河井駅~東津山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.3万円/坪(11.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +141.7%( +21.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 31 件(1年前(2020年)に比べて +181.8%( +20件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.1年(昨年 40.4年から -30.5 %減)。平均土地面積は 122.3 坪 (昨年 149.6 坪から -18.3 %減)。平均建物面積は 48.4 坪 (昨年 48.0 坪から +1.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。高野駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは高野駅で昨年に比べ +24.8 %、坪単価は 37.7 万円/坪となった。
上位 1 駅(高野駅)は +24.8 %(坪単価 +7.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(美作加茂駅)は +12.2 %(坪単価 +0.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 40.4 年 → 2021年 28.1 年、-30.5 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2020年 32.2 分 → 2021年 28.0 分、-12.9 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 60.0 % → 2021年 31.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 30.0 % → 2021年 34.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった高野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.7万円/坪(11.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +24.8%( +7.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2020年)に比べて +150.0%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった美作加茂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.9万円/坪(1.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +12.2%( +0.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR因美線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
美作河井駅 | 1.1万/坪 (45.2年/59.0坪) | - | - |
知和駅 | - | 0.5万/坪 (52.8年/84.7坪) | 22.0万/坪 (23.0年/84.7坪) |
美作加茂駅 | 4.9万/坪 (28.9年/234坪) | 4.3万/坪 (48.8年/123坪) | 4.7万/坪 (35.3年/171坪) |
三浦駅 | - | 10.3万/坪 (48.5年/363坪) | - |
美作滝尾駅 | 18.3万/坪 (34.9年/225坪) | 16.1万/坪 (29.8年/154坪) | 3.5万/坪 (47.5年/75.6坪) |
高野駅 | 37.7万/坪 (31.3年/114坪) | 30.2万/坪 (31.7年/138坪) | 14.3万/坪 (36.2年/133坪) |
東津山駅 | 49.6万/坪 (22.5年/98.3坪) | - | 15.3万/坪 (34.8年/154坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
高野駅 37.7 万/坪(昨年同期比 +24.8 %)
高野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.7万円/坪(11.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +24.8%( +7.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2020年)に比べて +150.0%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.3年(昨年 31.7年から -1.2 %減)。平均土地面積は 114.3 坪 (昨年 138.4 坪から -17.4 %減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 46.5 坪から -22.0 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 33.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 37.5 分 → 2021年 42.5 分、+13.3 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 % → 2021年 33.3 %)
美作加茂駅 4.9 万/坪(昨年同期比 +12.2 %)
美作加茂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.9万円/坪(1.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +12.2%( +0.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.9年(昨年 48.8年から -40.8 %減)。平均土地面積は 233.9 坪 (昨年 122.5 坪から +90.9 %増)。平均建物面積は 50.9 坪 (昨年 56.3 坪から -9.6 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 48.8 年 → 2021年 28.9 年、-40.8 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 17.8 分 → 2021年 22.3 分、+25.8 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示