
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年7月〜9月期の山陽新幹線 (岡山駅~新倉敷駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.7万円/坪(20.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +6.4%( +4.0万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 66 件(1年前(2018年)に比べて +29.4%( +15件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.2年(昨年 26.3年から +11.1 %増)。平均土地面積は 86.7 坪 (昨年 76.1 坪から +13.9 %増)。平均建物面積は 56.1 坪 (昨年 78.7 坪から -28.7 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。岡山駅は、昨年から 5 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは岡山駅で昨年に比べ +8.6 %、坪単価は 65.4 万円/坪となった。
上位 1 駅(岡山駅)は +8.6 %(坪単価 +5.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(新倉敷駅)は +1.7 %(坪単価 +1.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 10.4 % → 2019年 19.4 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 41.7 % → 2019年 35.5 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2018年 26.3 年 → 2019年 29.2 年、+11.1 %と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2018年 43.8 分 → 2019年 48.3 分、+10.3 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 25.0 % → 2019年 35.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新倉敷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.4万円/坪(22.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +1.7%( +1.3万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 10 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった岡山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 65.4万円/坪(19.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +8.6%( +5.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 56 件(1年前(2018年)に比べて +36.6%( +15件/坪)と大幅に増加しています。)。
山陽新幹線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
岡山駅 | 65.4万/坪 (31.4年/90.0坪) | 60.2万/坪 (29.3年/75.5坪) | 62.2万/坪 (25.2年/75.3坪) |
新倉敷駅 | 74.4万/坪 (16.3年/68.2坪) | 73.2万/坪 (13.1年/78.7坪) | 73.0万/坪 (8.8年/67.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
岡山駅 65.4 万/坪(昨年同期比 +8.6 %)
岡山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 65.4万円/坪(19.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +8.6%( +5.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 56 件(1年前(2018年)に比べて +36.6%( +15件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.4年(昨年 29.3年から +7.1 %増)。平均土地面積は 90.0 坪 (昨年 75.5 坪から +19.3 %増)。平均建物面積は 59.2 坪 (昨年 85.3 坪から -30.5 %減)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 5.1 % → 2019年 17.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 46.2 % → 2019年 39.6 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 28.2 % → 2019年 37.7 %)
新倉敷駅 74.4 万/坪(昨年同期比 +1.7 %)
新倉敷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.4万円/坪(22.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +1.7%( +1.3万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 10 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 16.3年(昨年 13.1年から +24.7 %増)。平均土地面積は 68.2 坪 (昨年 78.7 坪から -13.3 %減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 50.9 坪から -25.7 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 22.2 % → 2019年 11.1 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 13.1 年 → 2019年 16.3 年、+24.7 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 21.0 分 → 2019年 32.7 分、+55.7 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 11.1 % → 2019年 22.2 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示