【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年4月〜6月期の水島臨海鉄道 (倉敷市駅～三菱自工前駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.5万円/坪(20.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -2.4％( -1.7万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 29 件(１年前(2019年)に比べて +7.4％( +2件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 11.3年(昨年 18.8年から -39.7 ％減)。平均土地面積は 57.5 坪 (昨年 73.9 坪から -22.1 ％減)。平均建物面積は 39.1 坪 (昨年 63.0 坪から -37.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。浦田駅、栄駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは浦田駅で昨年に比べ +78.8 ％、坪単価は 86.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(浦田駅、栄駅)は +58.0 ％(坪単価 +29.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(常盤駅、弥生駅)は -54.0 ％(坪単価 -93.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 18.8 年 → 2020年 11.3 年、-39.7 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 19.0 分 → 2020年 15.1 分、-20.7 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 38.1 ％ → 2020年 63.0 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 23.8 ％ → 2020年 14.8 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 3.7 ％ → 2020年 3.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった福井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 129万円/坪(39.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +18.2％( +19.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2019年)に比べて +66.7％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった弥生駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.7万円/坪(9.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -26.9％( -11.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2019年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 水島臨海鉄道 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 倉敷市駅 | - | - | - |
| 球場前駅 | 102万/坪 (0.25年/51.4坪) | - | 66.1万/坪 (14.3年/63.5坪) |
| 西富井駅 | - | 103万/坪 (12.8年/98.3坪) | 42.6万/坪 (23.3年/52.2坪) |
| 福井駅 | 129万/坪 (-0.25年/53.8坪) | 110万/坪 (22.3年/64.5坪) | 17.6万/坪 (32.3年/363坪) |
| 浦田駅 | 86.0万/坪 (6.9年/54.5坪) | 48.1万/坪 (20.3年/70.1坪) | 94.5万/坪 (1.3年/49.9坪) |
| 弥生駅 | 30.7万/坪 (36.8年/41.6坪) | 42.0万/坪 (25.0年/52.0坪) | 14.7万/坪 (40.8年/76.4坪) |
| 栄駅 | 74.4万/坪 (0.6年/49.4坪) | 54.2万/坪 (19.0年/57.5坪) | 70.6万/坪 (6.3年/85.5坪) |
| 常盤駅 | 41.0万/坪 (19.3年/81.0坪) | 216万/坪 (0.25年/303坪) | 13.2万/坪 (48.3年/51.4坪) |
| 水島駅 | 57.4万/坪 (0.25年/50.7坪) | 54.2万/坪 (17.1年/52.4坪) | 53.1万/坪 (19.8年/66.6坪) |
| 三菱自工前駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
浦田駅 86.0 万/坪(昨年同期比 +78.8 ％)
浦田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.0万円/坪(26.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +78.8％( +37.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 6.9年(昨年 20.3年から -65.8 ％減)。平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 70.1 坪から -22.3 ％減)。平均建物面積は 31.3 坪 (昨年 35.8 坪から -12.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 20.3 年 → 2020年 6.9 年、-65.8 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 19.0 分 → 2020年 9.7 分、-49.1 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 66.7 ％)
栄駅 74.4 万/坪(昨年同期比 +37.2 ％)
栄駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.4万円/坪(22.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +37.2％( +20.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2019年)に比べて +50.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 0.6年(昨年 19.0年から -96.9 ％減)。平均土地面積は 49.4 坪 (昨年 57.5 坪から -14.0 ％減)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 124.8 坪から -73.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 19.0 年 → 2020年 0.6 年、-96.9 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 30.0 分 → 2020年 18.8 分、-37.2 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 100.0 ％)
常盤駅 41.0 万/坪(昨年同期比 -81.0 ％)
常盤駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.0万円/坪(12.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -81.0％( -174.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2019年)に比べて +600.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.3年(昨年 0.3年から +7543.5 ％増)。平均土地面積は 81.0 坪 (昨年 302.5 坪から -73.2 ％減)。平均建物面積は 58.1 坪 (昨年 69.6 坪から -16.5 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 0.3 年 → 2020年 19.3 年、+7543.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 3.0 分 → 2020年 17.3 分、+476.2 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 42.9 ％)
弥生駅 30.7 万/坪(昨年同期比 -26.9 ％)
弥生駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.7万円/坪(9.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -26.9％( -11.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2019年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.8年(昨年 25.0年から +47.0 ％増)。平均土地面積は 41.6 坪 (昨年 52.0 坪から -20.1 ％減)。平均建物面積は 34.4 坪 (昨年 26.8 坪から +28.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 20.0 ％ → 2020年 25.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 25.0 年 → 2020年 36.8 年、+47.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 75.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示