【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年7月〜9月期のJR高山本線 (岐阜駅～杉原駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.9万円/坪(14.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +6.5％( +3.0万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 152 件(１年前(2021年)に比べて -23.2％( -46件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.2年(昨年 26.3年から +3.5 ％増)。平均土地面積は 89.8 坪 (昨年 81.3 坪から +10.5 ％増)。平均建物面積は 55.0 坪 (昨年 49.8 坪から +10.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。白川口駅、高山駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは古井駅で昨年に比べ +562.1 ％、坪単価は 125 万円/坪となった。
上位 2 駅(古井駅、中川辺駅)は +427.5 ％(坪単価 +79.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(下呂駅、美濃太田駅)は -80.0 ％(坪単価 -18.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 32.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 24.4 ％ → 2022年 29.2 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 28.0 ％ → 2022年 23.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった古井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 125万円/坪(37.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +562.1％( +106.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった下呂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.1万円/坪(0.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -90.0％( -9.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR高山本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 岐阜駅 | 50.1万/坪 (26.7年/79.7坪) | 51.8万/坪 (24.7年/74.0坪) | 51.1万/坪 (20.0年/75.7坪) |
| 長森駅 | 66.1万/坪 (0年/36.3坪) | - | - |
| 那加駅 | - | 52.2万/坪 (16.5年/36.3坪) | 66.1万/坪 (0.5年/60.5坪) |
| 蘇原駅 | 70.7万/坪 (8.2年/76.6坪) | 75.7万/坪 (12.0年/109坪) | 53.2万/坪 (21.0年/48.4坪) |
| 各務ケ原駅 | 113万/坪 (1.5年/51.4坪) | - | - |
| 鵜沼駅 | 48.2万/坪 (33.9年/60.5坪) | 45.9万/坪 (22.2年/64.6坪) | 14.3万/坪 (37.5年/117坪) |
| 坂祝駅 | 12.0万/坪 (34.5年/393坪) | 39.8万/坪 (14.5年/70.6坪) | - |
| 美濃太田駅 | 11.6万/坪 (36.5年/31.8坪) | 38.6万/坪 (33.5年/87.7坪) | 56.8万/坪 (12.5年/122坪) |
| 古井駅 | 125万/坪 (0.5年/129坪) | 18.9万/坪 (41.5年/61.3坪) | 63.4万/坪 (10.5年/105坪) |
| 中川辺駅 | 69.3万/坪 (0.5年/118坪) | 17.6万/坪 (22.5年/118坪) | - |
| 下麻生駅 | - | - | - |
| 上麻生駅 | - | - | 4.3万/坪 (46.5年/194坪) |
| 白川口駅 | 12.7万/坪 (27.5年/69.6坪) | 8.9万/坪 (34.0年/155坪) | 11.3万/坪 (27.5年/106坪) |
| 下油井駅 | - | - | - |
| 飛騨金山駅 | - | 4.6万/坪 (52.5年/132坪) | - |
| 焼石駅 | - | - | 2.7万/坪 (73.6年/175坪) |
| 下呂駅 | 1.1万/坪 (47.5年/54.5坪) | 11.0万/坪 (58.5年/18.2坪) | 23.1万/坪 (44.2年/88.7坪) |
| 禅昌寺駅 | 17.2万/坪 (20.5年/393坪) | 6.0万/坪 (42.5年/154坪) | - |
| 飛騨萩原駅 | 6.1万/坪 (35.5年/87.7坪) | - | - |
| 上呂駅 | - | 7.5万/坪 (30.0年/135坪) | |
| 飛騨宮田駅 | - | 28.0万/坪 (16.5年/56.0坪) | - |
| 飛騨小坂駅 | 11.4万/坪 (36.9年/139坪) | 14.7万/坪 (34.5年/200坪) | 8.9万/坪 (40.5年/393坪) |
| 渚駅 | - | - | - |
| 久々野駅 | - | - | - |
| 飛騨一ノ宮駅 | - | - | 19.6万/坪 (47.5年/81.7坪) |
| 高山駅 | 57.0万/坪 (32.3年/118坪) | 32.0万/坪 (30.7年/103坪) | 38.0万/坪 (22.2年/77.7坪) |
| 上枝駅 | - | - | - |
| 飛騨国府駅 | 23.8万/坪 (47.0年/138坪) | - | - |
| 飛騨古川駅 | 7.4万/坪 (42.5年/59.0坪) | 7.4万/坪 (0年/63.5坪) | 18.9万/坪 (33.5年/72.6坪) |
| 杉崎駅 | - | 3.9万/坪 (52.5年/92.3坪) | 11.2万/坪 (50.5年/333坪) |
| 飛騨細江駅 | - | - | 5.9万/坪 (44.5年/225坪) |
| 角川駅 | 6.0万/坪 (28.5年/154坪) | - | - |
| 坂上駅 | - | - | - |
| 打保駅 | - | - | - |
| 杉原駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
古井駅 125.4 万/坪(昨年同期比 +562.1 ％)
古井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 125万円/坪(37.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +562.1％( +106.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 0.5年(昨年 41.5年から -98.8 ％減)。平均土地面積は 128.6 坪 (昨年 61.3 坪から +109.9 ％増)。平均建物面積は 31.0 坪 (昨年 32.5 坪から -4.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 41.5 年 → 2022年 0.5 年、-98.8 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 10.5 分 → 2022年 7.5 分、-28.6 ％と大きく減少)
中川辺駅 69.3 万/坪(昨年同期比 +292.9 ％)
中川辺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.3万円/坪(21.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +292.9％( +51.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 0.5年(昨年 22.5年から -97.8 ％減)。平均土地面積は 118.0 坪 (昨年 118.0 坪から +0.0 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 18.2 坪から +75.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 22.5 年 → 2022年 0.5 年、-97.8 ％と大きく減少)
下呂駅 1.1 万/坪(昨年同期比 -90.0 ％)
下呂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.1万円/坪(0.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -90.0％( -9.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 47.5年(昨年 58.5年から -18.8 ％減)。平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 18.2 坪から +200.0 ％増)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 22.7 坪から +20.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 58.5 年 → 2022年 47.5 年、-18.8 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 10.0 分 → 2022年 13.0 分、+30.0 ％と大きく増加)
美濃太田駅 11.6 万/坪(昨年同期比 -70.0 ％)
美濃太田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.6万円/坪(3.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -70.0％( -27.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.5年(昨年 33.5年から +9.0 ％増)。平均土地面積は 31.8 坪 (昨年 87.7 坪から -63.8 ％減)。平均建物面積は 60.5 坪 (昨年 61.0 坪から -0.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 13.3 分 → 2022年 6.0 分、-55.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示