【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期の名鉄広見線 (西可児駅～御嵩駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.9万円/坪(13.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +55.2％( +16.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 28 件(１年前(2022年)に比べて +21.7％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.6年(昨年 29.2年から -29.4 ％減)。平均土地面積は 77.2 坪 (昨年 91.9 坪から -16.0 ％減)。平均建物面積は 33.7 坪 (昨年 53.9 坪から -37.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。西可児駅、新可児駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは御嵩口駅で昨年に比べ +143.2 ％、坪単価は 16.5 万円/坪となった。
上位 1 駅(御嵩口駅)は +143.2 ％(坪単価 +9.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(明智駅)は -34.2 ％(坪単価 -14.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 29.2 年 → 2023年 20.6 年、-29.4 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 10.0 ％ → 2023年 42.9 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 35.0 ％ → 2023年 14.3 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 8.7 ％ → 2023年 7.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新可児駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 65.0万円/坪(19.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +66.4％( +25.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった御嵩口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.5万円/坪(5.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +143.2％( +9.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 名鉄広見線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 西可児駅 | 32.0万/坪 (31.4年/60.5坪) | 25.9万/坪 (34.8年/66.7坪) | 30.7万/坪 (33.5年/56.7坪) |
| 可児川駅 | 62.0万/坪 (4.3年/54.5坪) | - | - |
| 日本ライン今渡駅 | 69.4万/坪 (5.2年/73.2坪) | - | 56.8万/坪 (7.8年/152坪) |
| 新可児駅 | 65.0万/坪 (9.3年/54.1坪) | 39.1万/坪 (24.0年/109坪) | 51.0万/坪 (16.3年/99.8坪) |
| 明智駅 | 27.3万/坪 (26.8年/123坪) | 41.5万/坪 (13.5年/152坪) | 46.8万/坪 (9.5年/100坪) |
| 顔戸駅 | 37.8万/坪 (48.0年/206坪) | - | - |
| 御嵩口駅 | 16.5万/坪 (42.0年/66.6坪) | 6.8万/坪 (42.5年/72.6坪) | 5.5万/坪 (38.0年/69.6坪) |
| 御嵩駅 | 36.6万/坪 (26.0年/85.5坪) | - | 4.7万/坪 (0年/178坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
御嵩口駅 16.5 万/坪(昨年同期比 +143.2 ％)
御嵩口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.5万円/坪(5.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +143.2％( +9.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 42.0年(昨年 42.5年から -1.2 ％減)。平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 72.6 坪から -8.3 ％減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 28.7 坪から +15.8 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 6.5 分 → 2023年 9.0 分、+38.5 ％と大きく増加)
明智駅 27.3 万/坪(昨年同期比 -34.2 ％)
明智駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.3万円/坪(8.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -34.2％( -14.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 26.8年(昨年 13.5年から +98.1 ％増)。平均土地面積は 122.5 坪 (昨年 151.6 坪から -19.2 ％減)。平均建物面積は 38.6 坪 (昨年 101.7 坪から -62.1 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 13.5 年 → 2023年 26.8 年、+98.1 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 17.8 分 → 2023年 41.8 分、+135.2 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 25.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示