【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年10月〜12月期のJR身延線 (十島駅～甲府駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.0万円/坪(18.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +44.0％( +18.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 81 件(１年前(2020年)に比べて -8.0％( -7件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 21.5年(昨年 27.3年から -21.2 ％減)。平均土地面積は 95.2 坪 (昨年 91.8 坪から +3.7 ％増)。平均建物面積は 44.3 坪 (昨年 49.4 坪から -10.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。市川大門駅、東花輪駅、金手駅、甲府駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは鰍沢口駅で昨年に比べ +2156.5 ％、坪単価は 35.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(鰍沢口駅、善光寺駅)は +1155.4 ％(坪単価 +33.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(甲斐住吉駅、国母駅)は -43.8 ％(坪単価 -26.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 27.3 年 → 2021年 21.5 年、-21.2 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 15.7 ％ → 2021年 33.8 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 37.1 ％ → 2021年 22.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった常永駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.8万円/坪(28.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -5.7％( -5.7万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 8 件(１年前(2020年)に比べて +166.7％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった市川大門駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.8万円/坪(3.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +24.8％( +2.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| JR身延線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 十島駅 | - | - | - |
| 井出駅 | - | - | - |
| 内船駅 | - | - | - |
| 甲斐大島駅 | - | - | - |
| 身延駅 | - | 6.7万/坪 (42.8年/129坪) | - |
| 塩之沢駅 | - | - | - |
| 波高島駅 | 28.5万/坪 (32.8年/454坪) | 25.5万/坪 (57.3年/130坪) | - |
| 下部温泉駅 | - | - | - |
| 甲斐常葉駅 | - | - | - |
| 市ノ瀬駅 | - | - | - |
| 久那土駅 | - | - | - |
| 甲斐岩間駅 | - | - | 9.3万/坪 (52.8年/150坪) |
| 落居駅 | - | - | - |
| 鰍沢口駅 | 35.5万/坪 (20.3年/123坪) | 1.6万/坪 (49.8年/72.6坪) | - |
| 市川大門駅 | 11.8万/坪 (54.8年/218坪) | 9.4万/坪 (41.8年/115坪) | 65.6万/坪 (20.0年/128坪) |
| 市川本町駅 | - | - | - |
| 芦川駅 | 120万/坪 (-0.25年/109坪) | - | - |
| 甲斐上野駅 | - | - | 40.2万/坪 (23.8年/206坪) |
| 東花輪駅 | 71.8万/坪 (10.9年/70.0坪) | 50.8万/坪 (16.6年/112坪) | 62.6万/坪 (13.2年/87.6坪) |
| 小井川駅 | 17.1万/坪 (0年/157坪) | 24.2万/坪 (35.3年/100坪) | 82.8万/坪 (0.4年/72.6坪) |
| 常永駅 | 92.8万/坪 (4.3年/66.7坪) | 98.5万/坪 (17.3年/84.7坪) | 94.5万/坪 (-0.25年/115坪) |
| 国母駅 | 38.2万/坪 (36.1年/101坪) | 65.1万/坪 (16.4年/109坪) | 58.8万/坪 (13.3年/60.5坪) |
| 甲斐住吉駅 | 29.9万/坪 (31.4年/70.0坪) | 55.6万/坪 (16.4年/92.2坪) | 53.3万/坪 (16.3年/72.9坪) |
| 南甲府駅 | 40.1万/坪 (39.4年/60.2坪) | 42.8万/坪 (26.4年/115坪) | 85.9万/坪 (28.8年/32.3坪) |
| 善光寺駅 | 54.0万/坪 (13.8年/88.2坪) | 21.2万/坪 (44.3年/40.8坪) | 100万/坪 (-0.25年/81.7坪) |
| 金手駅 | 41.1万/坪 (0年/200坪) | 25.9万/坪 (41.3年/39.3坪) | - |
| 甲府駅 | 61.9万/坪 (24.4年/98.3坪) | 32.9万/坪 (33.7年/74.0坪) | 40.6万/坪 (34.9年/70.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
鰍沢口駅 35.5 万/坪(昨年同期比 +2156.5 ％)
鰍沢口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.5万円/坪(10.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +2156.5％( +33.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.3年(昨年 49.8年から -59.3 ％減)。平均土地面積は 122.5 坪 (昨年 72.6 坪から +68.8 ％増)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 31.8 坪から +23.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 49.8 年 → 2021年 20.3 年、-59.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 6.0 分 → 2021年 14.5 分、+141.7 ％と大きく増加)
善光寺駅 54.0 万/坪(昨年同期比 +154.3 ％)
善光寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.0万円/坪(16.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +154.3％( +32.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 13.8年(昨年 44.3年から -68.9 ％減)。平均土地面積は 88.2 坪 (昨年 40.8 坪から +116.0 ％増)。平均建物面積は 60.5 坪 (昨年 24.7 坪から +144.9 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 44.3 年 → 2021年 13.8 年、-68.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 10.3 分 → 2021年 16.7 分、+61.3 ％と大きく増加)
甲斐住吉駅 29.9 万/坪(昨年同期比 -46.3 ％)
甲斐住吉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.9万円/坪(9.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -46.3％( -25.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて -73.3％( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.4年(昨年 16.4年から +91.3 ％増)。平均土地面積は 70.0 坪 (昨年 92.2 坪から -24.1 ％減)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 50.8 坪から -31.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 35.8 分 → 2021年 19.5 分、-45.5 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 16.4 年 → 2021年 31.4 年、+91.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 ％ → 2021年 33.3 ％)
国母駅 38.2 万/坪(昨年同期比 -41.4 ％)
国母駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.2万円/坪(11.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -41.4％( -27.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2020年)に比べて -30.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.1年(昨年 16.4年から +120.7 ％増)。平均土地面積は 101.1 坪 (昨年 109.1 坪から -7.3 ％減)。平均建物面積は 37.6 坪 (昨年 46.7 坪から -19.6 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 30.0 ％ → 2021年 16.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 16.4 年 → 2021年 36.1 年、+120.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 20.5 分 → 2021年 25.3 分、+23.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 10.0 ％ → 2021年 66.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示