【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期のJR小海線 (小淵沢駅～清里駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.7万円/坪(15.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +48.9％( +16.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 25 件(１年前(2023年)に比べて +66.7％( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.9年(昨年 37.3年から -9.1 ％減)。平均土地面積は 155.9 坪 (昨年 148.7 坪から +4.8 ％増)。平均建物面積は 45.9 坪 (昨年 29.1 坪から +57.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。甲斐小泉駅、甲斐大泉駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは清里駅で昨年に比べ +344.5 ％、坪単価は 20.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(清里駅)は +344.5 ％(坪単価 +15.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(小淵沢駅)は +15.4 ％(坪単価 +3.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 27.2 分 → 2024年 22.1 分、-18.7 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 31.8 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 6.7 ％ → 2024年 8.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 ％ → 2024年 68.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった甲斐大泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.0万円/坪(21.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +86.4％( +33.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて +50.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった清里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.0万円/坪(6.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +344.5％( +15.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR小海線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小淵沢駅 | 28.3万/坪 (37.8年/139坪) | 24.5万/坪 (42.8年/113坪) | 47.0万/坪 (17.7年/201坪) |
| 甲斐小泉駅 | 50.0万/坪 (32.9年/126坪) | 41.4万/坪 (34.0年/131坪) | 49.4万/坪 (28.8年/162坪) |
| 甲斐大泉駅 | 72.0万/坪 (32.4年/237坪) | 38.6万/坪 (32.0年/209坪) | 41.3万/坪 (30.0年/235坪) |
| 清里駅 | 20.0万/坪 (0年/124坪) | 4.5万/坪 (0年/144坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
清里駅 20.0 万/坪(昨年同期比 +344.5 ％)
清里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.0万円/坪(6.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +344.5％( +15.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 124.0 坪 (昨年 143.7 坪から -13.7 ％減)。平均建物面積は 99.8 坪 (昨年 66.6 坪から +50.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 25.0 分 → 2024年 2.0 分、-92.0 ％と大きく減少)
小淵沢駅 28.3 万/坪(昨年同期比 +15.4 ％)
小淵沢駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.3万円/坪(8.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +15.4％( +3.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 37.8年(昨年 42.8年から -11.6 ％減)。平均土地面積は 139.2 坪 (昨年 113.1 坪から +23.1 ％増)。平均建物面積は 110.4 坪 (昨年 35.3 坪から +212.9 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 42.8 年 → 2024年 37.8 年、-11.6 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 23.5 分 → 2024年 19.6 分、-16.6 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 40.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 60.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示