【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜12月期のJR小海線 (小淵沢駅~清里駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.2万円/坪(12.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +1.3%( +0.5万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 99 件(1年前(2019年)に比べて +37.5%( +27件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.3年(昨年 25.3年から +11.5 %増)。平均土地面積は 159.0 坪 (昨年 157.9 坪から +0.7 %増)。平均建物面積は 32.3 坪 (昨年 33.0 坪から -2.2 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。甲斐小泉駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは甲斐小泉駅で昨年に比べ +39.5 %、坪単価は 48.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(甲斐小泉駅)は +39.5 %(坪単価 +13.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(甲斐大泉駅)は -24.7 %(坪単価 -12.5 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2019年 25.3 年 → 2020年 28.3 年、+11.5 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 24.3 分 → 2020年 30.0 分、+23.2 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 54.5 % → 2020年 62.9 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 12.1 % → 2020年 16.9 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった甲斐小泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.0万円/坪(14.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +39.5%( +13.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 41 件(1年前(2019年)に比べて +17.1%( +6件/坪)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった清里駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.9万円/坪(7.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +17.1%( +3.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR小海線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
小淵沢駅 | 30.9万/坪 (29.2年/190坪) | 38.3万/坪 (21.7年/160坪) | 39.8万/坪 (31.8年/141坪) |
甲斐小泉駅 | 48.0万/坪 (27.8年/129坪) | 34.4万/坪 (27.4年/122坪) | 38.8万/坪 (25.4年/124坪) |
甲斐大泉駅 | 38.2万/坪 (27.8年/174坪) | 50.7万/坪 (24.2年/203坪) | 50.0万/坪 (24.2年/193坪) |
清里駅 | 24.9万/坪 (32.6年/188坪) | 21.2万/坪 (22.0年/255坪) | 34.8万/坪 (19.8年/143坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
甲斐小泉駅 48.0 万/坪(昨年同期比 +39.5 %)
甲斐小泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.0万円/坪(14.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +39.5%( +13.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 41 件(1年前(2019年)に比べて +17.1%( +6件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 27.8年(昨年 27.4年から +1.6 %増)。平均土地面積は 129.1 坪 (昨年 121.8 坪から +6.0 %増)。平均建物面積は 25.8 坪 (昨年 26.6 坪から -3.2 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 63.6 % → 2020年 57.9 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 15.2 % → 2020年 21.1 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 6.1 % → 2020年 2.6 %)
甲斐大泉駅 38.2 万/坪(昨年同期比 -24.7 %)
甲斐大泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.2万円/坪(11.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -24.7%( -12.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 33 件(1年前(2019年)に比べて +57.1%( +12件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.8年(昨年 24.2年から +14.9 %増)。平均土地面積は 174.1 坪 (昨年 203.1 坪から -14.3 %減)。平均建物面積は 35.5 坪 (昨年 34.1 坪から +3.9 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 14.3 % → 2020年 9.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2019年 24.2 年 → 2020年 27.8 年、+14.9 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 21.3 分 → 2020年 30.8 分、+44.2 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 % → 2020年 71.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示