【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜9月期のJR美祢線 (厚狭駅～長門市駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.2万円/坪(4.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -32.7％( -7.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 17 件(１年前(2023年)に比べて -57.5％( -23件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 37.5年(昨年 36.1年から +4.0 ％増)。平均土地面積は 92.6 坪 (昨年 128.6 坪から -28.0 ％減)。平均建物面積は 33.0 坪 (昨年 52.0 坪から -36.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。四郎ケ原駅、長門市駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは南大嶺駅で昨年に比べ +133.0 ％、坪単価は 7.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(南大嶺駅、長門市駅)は +102.4 ％(坪単価 +9.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(長門湯本駅、板持駅)は -84.9 ％(坪単価 -13.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 36.9 分 → 2024年 28.8 分、-22.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 51.4 ％ → 2024年 50.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 31.4 ％ → 2024年 35.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった長門市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.6万円/坪(10.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +71.9％( +14.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -62.5％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった長門湯本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.7万円/坪(0.21万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -94.3％( -11.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR美祢線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 厚狭駅 | 11.5万/坪 (34.1年/81.2坪) | 25.3万/坪 (37.9年/136坪) | 48.4万/坪 (27.5年/161坪) |
| 湯ノ峠駅 | - | - | - |
| 厚保駅 | - | - | 8.8万/坪 (44.0年/203坪) |
| 四郎ケ原駅 | 11.6万/坪 (39.3年/87.7坪) | 7.8万/坪 (58.5年/81.7坪) | 8.3万/坪 (56.0年/154坪) |
| 南大嶺駅 | 7.0万/坪 (42.5年/90.8坪) | 3.0万/坪 (50.0年/67.6坪) | - |
| 美祢駅 | 27.9万/坪 (41.9年/101坪) | 55.0万/坪 (19.9年/89.5坪) | 9.1万/坪 (47.0年/192坪) |
| 重安駅 | - | 6.7万/坪 (46.5年/172坪) | - |
| 於福駅 | 4.0万/坪 (27.3年/150坪) | 6.3万/坪 (58.5年/256坪) | |
| 長門湯本駅 | 0.7万/坪 (45.0年/93.8坪) | 12.2万/坪 (41.8年/98.3坪) | 2.9万/坪 (53.0年/65.8坪) |
| 板持駅 | 5.1万/坪 (0年/51.4坪) | 20.6万/坪 (36.5年/131坪) | 54.4万/坪 (25.2年/55.0坪) |
| 長門市駅 | 33.6万/坪 (41.1年/87.2坪) | 19.6万/坪 (31.2年/120坪) | 34.9万/坪 (31.6年/176坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
南大嶺駅 7.0 万/坪(昨年同期比 +133.0 ％)
南大嶺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.0万円/坪(2.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +133.0％( +4.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 42.5年(昨年 50.0年から -15.0 ％減)。平均土地面積は 90.8 坪 (昨年 67.6 坪から +34.3 ％増)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 42.9 坪から -32.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 50.0 年 → 2024年 42.5 年、-15.0 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 60.0 分 → 2024年 14.0 分、-76.7 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
長門市駅 33.6 万/坪(昨年同期比 +71.9 ％)
長門市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.6万円/坪(10.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +71.9％( +14.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -62.5％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 41.1年(昨年 31.2年から +31.7 ％増)。平均土地面積は 87.2 坪 (昨年 120.1 坪から -27.3 ％減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 57.9 坪から -42.5 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 31.2 年 → 2024年 41.1 年、+31.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 13.2 分 → 2024年 15.0 分、+13.2 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 37.5 ％ → 2024年 66.7 ％)
長門湯本駅 0.7 万/坪(昨年同期比 -94.3 ％)
長門湯本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.7万円/坪(0.21万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -94.3％( -11.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 45.0年(昨年 41.8年から +7.8 ％増)。平均土地面積は 93.8 坪 (昨年 98.3 坪から -4.6 ％減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 41.6 坪から -30.9 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
板持駅 5.1 万/坪(昨年同期比 -75.4 ％)
板持駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.1万円/坪(1.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -75.4％( -15.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 51.4 坪 (昨年 130.6 坪から -60.6 ％減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 45.9 坪から -44.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 20.8 分 → 2024年 25.0 分、+20.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示