【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年7月〜9月期のJR岩徳線 (岩国駅~櫛ケ浜駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.7万円/坪(21.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +32.2%( +17.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2023年)に比べて -77.6%( -38件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.3年(昨年 24.0年から -27.9 %減)。平均土地面積は 63.8 坪 (昨年 76.6 坪から -16.7 %減)。平均建物面積は 34.9 坪 (昨年 41.8 坪から -16.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。岩国駅、西岩国駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは周防久保駅で昨年に比べ +112.8 %、坪単価は 47.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(周防久保駅)は +112.8 %(坪単価 +25.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(周防花岡駅)は -33.4 %(坪単価 -26.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 24.0 年 → 2024年 17.3 年、-27.9 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 8.3 % → 2024年 27.3 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 27.9 % → 2024年 50.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.6 % → 2024年 30.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった櫛ケ浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +108.7%( +52.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -85.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった周防久保駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.6万円/坪(14.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +112.8%( +25.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR岩徳線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
岩国駅 | 80.1万/坪 (1.2年/66.2坪) | 54.7万/坪 (22.9年/71.7坪) | 52.1万/坪 (26.0年/65.2坪) |
西岩国駅 | 54.1万/坪 (26.5年/37.8坪) | 36.1万/坪 (29.2年/71.8坪) | 46.1万/坪 (14.8年/65.5坪) |
川西駅 | - | 70.4万/坪 (13.5年/80.2坪) | - |
柱野駅 | - | - | - |
欽明路駅 | - | - | - |
玖珂駅 | - | 34.5万/坪 (37.0年/129坪) | 63.3万/坪 (3.8年/96.3坪) |
周防高森駅 | - | 7.6万/坪 (44.5年/80.2坪) | - |
米川駅 | - | - | 46.9万/坪 (27.5年/363坪) |
高水駅 | 40.4万/坪 (48.5年/68.1坪) | - | 27.7万/坪 (17.5年/363坪) |
勝間駅 | - | 41.6万/坪 (23.5年/77.1坪) | 19.4万/坪 (30.5年/59.0坪) |
大河内駅 | - | - | - |
周防久保駅 | 47.6万/坪 (33.5年/75.6坪) | 22.4万/坪 (22.0年/98.3坪) | 36.3万/坪 (30.5年/72.6坪) |
生野屋駅 | 80.7万/坪 (19.5年/72.6坪) | - | - |
周防花岡駅 | 52.9万/坪 (19.5年/56.0坪) | 79.4万/坪 (16.9年/58.0坪) | 67.9万/坪 (12.5年/84.5坪) |
櫛ケ浜駅 | 101万/坪 (2.5年/54.5坪) | 48.2万/坪 (30.8年/97.7坪) | 41.9万/坪 (29.5年/58.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
周防久保駅 47.6 万/坪(昨年同期比 +112.8 %)
周防久保駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.6万円/坪(14.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +112.8%( +25.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.5年(昨年 22.0年から +52.3 %増)。平均土地面積は 75.6 坪 (昨年 98.3 坪から -23.1 %減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 33.3 坪から +13.6 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 22.0 年 → 2024年 33.5 年、+52.3 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 100.0 %)
周防花岡駅 52.9 万/坪(昨年同期比 -33.4 %)
周防花岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.9万円/坪(16.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -33.4%( -26.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -90.9%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.5年(昨年 16.9年から +15.6 %増)。平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 58.0 坪から -3.6 %減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 33.6 坪から +12.7 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 16.9 年 → 2024年 19.5 年、+15.6 %と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示