【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期の北陸新幹線 (新高岡駅~黒部宇奈月温泉駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.8万円/坪(18.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +39.5%( +17.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 21 件(1年前(2023年)に比べて -58.0%( -29件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.5年(昨年 32.0年から -29.5 %減)。平均土地面積は 73.8 坪 (昨年 71.5 坪から +3.1 %増)。平均建物面積は 59.7 坪 (昨年 77.0 坪から -22.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。富山駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは富山駅で昨年に比べ +41.2 %、坪単価は 59.4 万円/坪となった。
上位 1 駅(富山駅)は +41.2 %(坪単価 +17.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(新高岡駅)は -5.8 %(坪単価 -4.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 32.0 年 → 2024年 22.5 年、-29.5 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 % → 2024年 38.1 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 42.2 % → 2024年 19.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 21.0 分 → 2024年 26.3 分、+25.2 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 26.7 % → 2024年 38.1 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新高岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.6万円/坪(21.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -5.8%( -4.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった富山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.4万円/坪(18.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +41.2%( +17.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(1年前(2023年)に比べて -63.8%( -30件/坪)と大幅に減少しています。)。
北陸新幹線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
新高岡駅 | 71.6万/坪 (10.1年/65.4坪) | 76.0万/坪 (0.6年/55.0坪) | 25.6万/坪 (32.9年/63.2坪) |
富山駅 | 59.4万/坪 (25.4年/75.7坪) | 42.1万/坪 (34.2年/72.6坪) | 48.9万/坪 (28.0年/86.8坪) |
黒部宇奈月温泉駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
富山駅 59.4 万/坪(昨年同期比 +41.2 %)
富山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.4万円/坪(18.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +41.2%( +17.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(1年前(2023年)に比べて -63.8%( -30件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.4年(昨年 34.2年から -25.6 %減)。平均土地面積は 75.7 坪 (昨年 72.6 坪から +4.3 %増)。平均建物面積は 66.4 坪 (昨年 80.2 坪から -17.2 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 34.2 年 → 2024年 25.4 年、-25.6 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 14.3 % → 2024年 29.4 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 45.2 % → 2024年 23.5 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 21.4 分 → 2024年 27.2 分、+27.1 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.6 % → 2024年 41.2 %)
新高岡駅 71.6 万/坪(昨年同期比 -5.8 %)
新高岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.6万円/坪(21.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -5.8%( -4.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて +33.3%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 10.1年(昨年 0.6年から +1625.7 %増)。平均土地面積は 65.4 坪 (昨年 55.0 坪から +19.0 %増)。平均建物面積は 31.4 坪 (昨年 30.3 坪から +3.8 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 0.6 年 → 2024年 10.1 年、+1625.7 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 15.0 分 → 2024年 22.5 分、+50.0 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 75.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示