【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜12月期の北陸新幹線 (新高岡駅～黒部宇奈月温泉駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.7万円/坪(14.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -10.7％( -5.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 57 件(１年前(2021年)に比べて -14.9％( -10件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 28.5年(昨年 27.3年から +4.5 ％増)。平均土地面積は 84.7 坪 (昨年 59.8 坪から +41.6 ％増)。平均建物面積は 59.2 坪 (昨年 64.2 坪から -7.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。富山駅は、昨年から 10 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは新高岡駅で昨年に比べ -56.3 ％、坪単価は 25.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(富山駅)は -5.8 ％(坪単価 -3.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(新高岡駅)は -56.3 ％(坪単価 -33.1 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 23.2 分 → 2022年 26.1 分、+12.8 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 31.7 ％ → 2022年 38.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 21.7 ％ → 2022年 16.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった富山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.9万円/坪(14.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -5.8％( -3.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 52 件(１年前(2021年)に比べて -17.5％( -11件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新高岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.6万円/坪(7.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -56.3％( -33.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 北陸新幹線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新高岡駅 | 25.6万/坪 (32.9年/63.2坪) | 58.7万/坪 (12.2年/53.3坪) | - |
| 富山駅 | 48.9万/坪 (28.0年/86.8坪) | 51.9万/坪 (28.4年/60.2坪) | 53.7万/坪 (26.1年/93.3坪) |
| 黒部宇奈月温泉駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
富山駅 48.9 万/坪(昨年同期比 -5.8 ％)
富山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.9万円/坪(14.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -5.8％( -3.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 52 件(１年前(2021年)に比べて -17.5％( -11件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 28.0年(昨年 28.4年から -1.2 ％減)。平均土地面積は 86.8 坪 (昨年 60.2 坪から +44.1 ％増)。平均建物面積は 60.4 坪 (昨年 66.7 坪から -9.5 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 23.1 分 → 2022年 26.4 分、+14.2 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.9 ％ → 2022年 37.8 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 17.9 ％ → 2022年 15.6 ％)
新高岡駅 25.6 万/坪(昨年同期比 -56.3 ％)
新高岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.6万円/坪(7.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -56.3％( -33.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.9年(昨年 12.2年から +169.5 ％増)。平均土地面積は 63.2 坪 (昨年 53.3 坪から +18.6 ％増)。平均建物面積は 47.8 坪 (昨年 28.0 坪から +70.8 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 12.2 年 → 2022年 32.9 年、+169.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 ％ → 2022年 40.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示