【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年7月〜9月期のJR吉都線 (京町温泉駅～都城駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.3万円/坪(8.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -14.2％( -4.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 34 件(１年前(2018年)に比べて +47.8％( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.2年(昨年 24.0年から +38.3 ％増)。平均土地面積は 177.5 坪 (昨年 161.0 坪から +10.2 ％増)。平均建物面積は 51.8 坪 (昨年 57.2 坪から -9.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。小林駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは小林駅で昨年に比べ +50.0 ％、坪単価は 28.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(小林駅、えびの飯野駅)は +32.2 ％(坪単価 +5.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(高原駅、広原駅)は -79.7 ％(坪単価 -35.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 4.3 ％ → 2019年 5.9 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 24.0 年 → 2019年 33.2 年、+38.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 11.8 ％ → 2019年 25.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 17.6 ％ → 2019年 3.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった都城駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.9万円/坪(9.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -42.5％( -22.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 14 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった高原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.6万円/坪(0.18万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -98.3％( -35.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR吉都線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 京町温泉駅 | - | 3.2万/坪 (46.5年/103坪) | - |
| えびの駅 | 16.5万/坪 (38.5年/57.5坪) | 33.1万/坪 (29.5年/221坪) | - |
| えびの上江駅 | - | - | - |
| えびの飯野駅 | 14.7万/坪 (31.0年/163坪) | 12.8万/坪 (24.5年/129坪) | 31.6万/坪 (32.5年/99.8坪) |
| 西小林駅 | - | - | - |
| 小林駅 | 28.4万/坪 (26.0年/238坪) | 19.0万/坪 (31.3年/142坪) | 21.5万/坪 (34.0年/77.9坪) |
| 広原駅 | 22.3万/坪 (31.5年/169坪) | 57.5万/坪 (-0.50年/112坪) | - |
| 高原駅 | 0.6万/坪 (45.5年/484坪) | 35.8万/坪 (10.5年/218坪) | 6.1万/坪 (45.5年/84.7坪) |
| 日向前田駅 | 1.8万/坪 (54.0年/224坪) | - | - |
| 高崎新田駅 | - | - | - |
| 東高崎駅 | - | - | - |
| 万ケ塚駅 | - | - | 15.0万/坪 (21.5年/281坪) |
| 谷頭駅 | 32.0万/坪 (39.5年/119坪) | - | 29.9万/坪 (14.2年/324坪) |
| 日向庄内駅 | - | - | |
| 都城駅 | 30.9万/坪 (33.2年/135坪) | 53.8万/坪 (18.3年/140坪) | 28.8万/坪 (34.5年/90.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
小林駅 28.4 万/坪(昨年同期比 +50.0 ％)
小林駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.4万円/坪(8.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +50.0％( +9.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2018年)に比べて +50.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.0年(昨年 31.3年から -17.1 ％減)。平均土地面積は 238.5 坪 (昨年 141.7 坪から +68.3 ％増)。平均建物面積は 77.0 坪 (昨年 73.5 坪から +4.7 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2018年 31.3 年 → 2019年 26.0 年、-17.1 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2018年 35.0 分 → 2019年 28.9 分、-17.5 ％と減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 60.0 ％ → 2019年 66.7 ％)
えびの飯野駅 14.7 万/坪(昨年同期比 +14.4 ％)
えびの飯野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.7万円/坪(4.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +14.4％( +1.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 31.0年(昨年 24.5年から +26.5 ％増)。平均土地面積は 163.4 坪 (昨年 128.6 坪から +27.1 ％増)。平均建物面積は 22.7 坪 (昨年 49.2 坪から -53.8 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 ％ → 2019年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 24.5 年 → 2019年 31.0 年、+26.5 ％と大きく増加)
高原駅 0.6 万/坪(昨年同期比 -98.3 ％)
高原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.6万円/坪(0.18万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -98.3％( -35.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 45.5年(昨年 10.5年から +333.3 ％増)。平均土地面積は 484.0 坪 (昨年 217.8 坪から +122.2 ％増)。平均建物面積は 115.0 坪 (昨年 18.2 坪から +533.3 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 10.5 年 → 2019年 45.5 年、+333.3 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2018年 27.0 分 → 2019年 30.0 分、+11.1 ％と増加)
広原駅 22.3 万/坪(昨年同期比 -61.2 ％)
広原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.3万円/坪(6.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -61.2％( -35.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.5年(昨年 -0.5年から -6457.2 ％減)。平均土地面積は 169.4 坪 (昨年 111.9 坪から +51.4 ％増)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 34.8 坪から -6.5 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 -0.5 年 → 2019年 31.5 年、-6457.2 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示