【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年4月〜6月期のJR陸羽東線 (小牛田駅～中山平温泉駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.0万円/坪(10.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -22.1％( -10.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 27 件(１年前(2021年)に比べて -30.8％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.7年(昨年 22.5年から +45.1 ％増)。平均土地面積は 153.5 坪 (昨年 113.7 坪から +35.1 ％増)。平均建物面積は 48.6 坪 (昨年 47.7 坪から +2.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。全ての駅において下落した。塚目駅は、昨年から 20 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは鳴子温泉駅で昨年に比べ -61.0 ％、坪単価は 8.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(塚目駅、川渡温泉駅)は -5.3 ％(坪単価 -0.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(鳴子温泉駅、北浦駅)は -59.6 ％(坪単価 -14.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.6 ％ → 2022年 3.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 22.5 年 → 2022年 32.7 年、+45.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 22.2 ％ → 2022年 48.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 44.4 ％ → 2022年 12.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった塚目駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.2万円/坪(17.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -2.1％( -1.2万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった川渡温泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.7万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -8.5％( -0.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR陸羽東線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小牛田駅 | 11.8万/坪 (27.3年/60.5坪) | 18.6万/坪 (50.3年/106坪) | 31.3万/坪 (24.3年/56.7坪) |
| 北浦駅 | 11.4万/坪 (41.9年/231坪) | 27.3万/坪 (30.6年/237坪) | 97.6万/坪 (0.25年/96.8坪) |
| 陸前谷地駅 | - | - | 59.1万/坪 (10.8年/68.1坪) |
| 古川駅 | 53.8万/坪 (31.4年/110坪) | 60.8万/坪 (15.6年/63.5坪) | 66.9万/坪 (13.2年/106坪) |
| 塚目駅 | 57.2万/坪 (20.3年/101坪) | 58.4万/坪 (24.9年/114坪) | - |
| 西古川駅 | 21.9万/坪 (36.3年/194坪) | 27.7万/坪 (17.0年/126坪) | 4.5万/坪 (37.3年/122坪) |
| 東大崎駅 | 15.2万/坪 (23.3年/230坪) | - | - |
| 西大崎駅 | - | - | 1.0万/坪 (37.3年/514坪) |
| 岩出山駅 | - | 19.6万/坪 (53.8年/337坪) | 66.1万/坪 (0.25年/43.9坪) |
| 有備館駅 | - | - | - |
| 上野目駅 | - | - | - |
| 池月駅 | - | - | - |
| 川渡温泉駅 | 5.7万/坪 (38.3年/42.4坪) | 6.3万/坪 (43.3年/46.9坪) | - |
| 鳴子御殿湯駅 | - | - | 16.5万/坪 (36.3年/175坪) |
| 鳴子温泉駅 | 8.2万/坪 (34.8年/393坪) | 21.1万/坪 (46.3年/192坪) | 7.4万/坪 (41.3年/45.4坪) |
| 中山平温泉駅 | 12.2万/坪 (43.3年/115坪) | - | 6.6万/坪 (39.3年/93.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
塚目駅 57.2 万/坪(昨年同期比 -2.1 ％)
塚目駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.2万円/坪(17.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -2.1％( -1.2万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.3年(昨年 24.9年から -18.7 ％減)。平均土地面積は 101.3 坪 (昨年 113.9 坪から -11.1 ％減)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 49.9 坪から -30.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 24.9 年 → 2022年 20.3 年、-18.7 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2021年 21.3 分 → 2022年 19.0 分、-10.9 ％と減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 50.0 ％)
川渡温泉駅 5.7 万/坪(昨年同期比 -8.5 ％)
川渡温泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.7万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -8.5％( -0.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 38.3年(昨年 43.3年から -11.6 ％減)。平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 46.9 坪から -9.7 ％減)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 30.3 坪から +15.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 43.3 年 → 2022年 38.3 年、-11.6 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 23.0 分 → 2022年 2.0 分、-91.3 ％と大きく減少)
鳴子温泉駅 8.2 万/坪(昨年同期比 -61.0 ％)
鳴子温泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.2万円/坪(2.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -61.0％( -12.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 34.8年(昨年 46.3年から -24.9 ％減)。平均土地面積は 393.3 坪 (昨年 192.1 坪から +104.7 ％増)。平均建物面積は 83.2 坪 (昨年 22.7 坪から +266.7 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 46.3 年 → 2022年 34.8 年、-24.9 ％と大きく減少)
北浦駅 11.4 万/坪(昨年同期比 -58.3 ％)
北浦駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.4万円/坪(3.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -58.3％( -15.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 41.9年(昨年 30.6年から +37.1 ％増)。平均土地面積は 230.9 坪 (昨年 237.5 坪から -2.8 ％減)。平均建物面積は 35.8 坪 (昨年 97.9 坪から -63.4 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 30.6 年 → 2022年 41.9 年、+37.1 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 18.0 分 → 2022年 25.3 分、+40.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 66.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示