【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期のJR石巻線 (小牛田駅～女川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.5万円/坪(13.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -3.6％( -1.6万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 20 件(１年前(2021年)に比べて -28.6％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.1年(昨年 18.1年から +38.6 ％増)。平均土地面積は 136.5 坪 (昨年 86.0 坪から +58.7 ％増)。平均建物面積は 46.6 坪 (昨年 41.8 坪から +11.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。渡波駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは涌谷駅で昨年に比べ +826.8 ％、坪単価は 48.1 万円/坪となった。
上位 1 駅(涌谷駅)は +826.8 ％(坪単価 +43.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(佳景山駅)は -28.5 ％(坪単価 -16.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 32.1 ％ → 2022年 27.8 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 32.1 ％ → 2022年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 18.1 年 → 2022年 25.1 年、+38.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 14.3 ％ → 2022年 27.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった涌谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.1万円/坪(14.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +826.8％( +43.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった佳景山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.8万円/坪(12.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -28.5％( -16.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR石巻線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小牛田駅 | 86.8万/坪 (0年/72.6坪) | - | 38.7万/坪 (20.0年/87.3坪) |
| 上涌谷駅 | - | 19.3万/坪 (20.0年/63.5坪) | - |
| 涌谷駅 | 48.1万/坪 (23.5年/60.5坪) | 5.2万/坪 (26.0年/393坪) | 15.7万/坪 (29.5年/363坪) |
| 前谷地駅 | - | 77.2万/坪 (2.0年/101坪) | 44.4万/坪 (10.0年/63.5坪) |
| 佳景山駅 | 41.8万/坪 (18.0年/185坪) | 58.4万/坪 (15.0年/85.7坪) | 51.1万/坪 (0年/51.4坪) |
| 鹿又駅 | - | 53.5万/坪 (6.0年/51.4坪) | 24.2万/坪 (35.0年/142坪) |
| 曽波神駅 | - | - | - |
| 石巻駅 | 42.2万/坪 (28.8年/91.4坪) | 55.4万/坪 (16.6年/60.1坪) | 46.7万/坪 (22.3年/132坪) |
| 陸前稲井駅 | - | - | - |
| 渡波駅 | 45.9万/坪 (14.0年/184坪) | 29.1万/坪 (22.9年/87.9坪) | 54.7万/坪 (7.7年/81.7坪) |
| 万石浦駅 | 36.7万/坪 (50.0年/424坪) | - | 57.1万/坪 (9.0年/96.8坪) |
| 沢田駅 | - | - | - |
| 浦宿駅 | - | 13.4万/坪 (39.0年/77.1坪) | - |
| 女川駅 | 2.2万/坪 (50.0年/157坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
涌谷駅 48.1 万/坪(昨年同期比 +826.8 ％)
涌谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.1万円/坪(14.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +826.8％( +43.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.5年(昨年 26.0年から -9.6 ％減)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 393.3 坪から -84.6 ％減)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 105.9 坪から -61.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 16.0 分 → 2022年 7.5 分、-53.1 ％と大きく減少)
佳景山駅 41.8 万/坪(昨年同期比 -28.5 ％)
佳景山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.8万円/坪(12.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -28.5％( -16.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.0年(昨年 15.0年から +20.0 ％増)。平均土地面積は 184.5 坪 (昨年 85.7 坪から +115.3 ％増)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 40.8 坪から -29.6 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 15.0 年 → 2022年 18.0 年、+20.0 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示