【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年10月〜12月期のJR石巻線 (小牛田駅～女川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.1万円/坪(17.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +14.1％( +6.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 15 件(１年前(2018年)に比べて -48.3％( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 12.4年(昨年 17.3年から -28.2 ％減)。平均土地面積は 109.1 坪 (昨年 94.3 坪から +15.7 ％増)。平均建物面積は 43.0 坪 (昨年 41.1 坪から +4.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。鹿又駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは鹿又駅で昨年に比べ +13.2 ％、坪単価は 51.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(鹿又駅)は +13.2 ％(坪単価 +5.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(佳景山駅)は -39.5 ％(坪単価 -34.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 17.3 年 → 2019年 12.4 年、-28.2 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 23.1 分 → 2019年 17.3 分、-25.3 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 26.9 ％ → 2019年 46.7 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 6.9 ％ → 2019年 13.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 7.7 ％ → 2019年 20.0 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 7.7 ％ → 2019年 6.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった佳景山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.6万円/坪(15.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -39.5％( -34.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった鹿又駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.0万円/坪(15.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +13.2％( +5.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| JR石巻線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小牛田駅 | - | 56.1万/坪 (10.3年/110坪) | 58.5万/坪 (6.8年/106坪) |
| 上涌谷駅 | - | - | - |
| 涌谷駅 | - | 34.1万/坪 (24.3年/103坪) | - |
| 前谷地駅 | - | - | 48.3万/坪 (12.8年/296坪) |
| 佳景山駅 | 52.6万/坪 (20.8年/166坪) | 87.0万/坪 (3.8年/46.9坪) | - |
| 鹿又駅 | 51.0万/坪 (22.8年/182坪) | 45.1万/坪 (19.3年/69.6坪) | 66.3万/坪 (1.1年/64.5坪) |
| 曽波神駅 | - | - | - |
| 石巻駅 | 51.4万/坪 (9.0年/88.2坪) | 47.7万/坪 (17.3年/70.7坪) | 52.6万/坪 (15.9年/72.8坪) |
| 陸前稲井駅 | - | - | - |
| 渡波駅 | - | 35.9万/坪 (30.6年/66.2坪) | 25.8万/坪 (27.8年/177坪) |
| 万石浦駅 | 21.8万/坪 (31.8年/81.7坪) | - | 22.0万/坪 (30.8年/99.8坪) |
| 沢田駅 | - | - | - |
| 浦宿駅 | - | - | - |
| 女川駅 | 84.1万/坪 (1.4年/80.7坪) | - | 5.9万/坪 (42.8年/166坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
鹿又駅 51.0 万/坪(昨年同期比 +13.2 ％)
鹿又駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.0万円/坪(15.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +13.2％( +5.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 22.8年(昨年 19.3年から +18.2 ％増)。平均土地面積は 181.5 坪 (昨年 69.6 坪から +160.9 ％増)。平均建物面積は 60.5 坪 (昨年 49.9 坪から +21.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 37.5 分 → 2019年 17.0 分、-54.7 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2018年 19.3 年 → 2019年 22.8 年、+18.2 ％と増加)
佳景山駅 52.6 万/坪(昨年同期比 -39.5 ％)
佳景山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.6万円/坪(15.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -39.5％( -34.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.8年(昨年 3.8年から +452.8 ％増)。平均土地面積は 166.4 坪 (昨年 46.9 坪から +254.8 ％増)。平均建物面積は 37.1 坪 (昨年 28.7 坪から +28.9 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 3.8 年 → 2019年 20.8 年、+452.8 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示