
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年1月〜12月期のJR利府線 (岩切駅~利府駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.1万円/坪(30.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +15.7%( +13.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 52 件(1年前(2018年)に比べて -38.1%( -32件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 12.6年(昨年 13.1年から -3.9 %減)。平均土地面積は 86.5 坪 (昨年 69.4 坪から +24.7 %増)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 37.4 坪から +9.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。岩切駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは岩切駅で昨年に比べ +42.9 %、坪単価は 119 万円/坪となった。
上位 1 駅(岩切駅)は +42.9 %(坪単価 +35.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(利府駅)は -6.9 %(坪単価 -6.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 34.2 % → 2019年 30.4 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.2 % → 2019年 1.9 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 5.3 % → 2019年 6.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった岩切駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 119万円/坪(36.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +42.9%( +35.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 26 件(1年前(2018年)に比べて -18.8%( -6件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった利府駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.4万円/坪(24.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -6.9%( -6.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 26 件(1年前(2018年)に比べて -48.0%( -24件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR利府線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
岩切駅 | 119万/坪 (9.1年/103坪) | 83.4万/坪 (9.2年/54.7坪) | 83.7万/坪 (13.3年/76.2坪) |
新利府駅 | - | 76.6万/坪 (33.0年/213坪) | - |
利府駅 | 81.4万/坪 (16.1年/69.8坪) | 87.5万/坪 (14.7年/73.0坪) | 70.4万/坪 (15.7年/80.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
岩切駅 119.1 万/坪(昨年同期比 +42.9 %)
岩切駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 119万円/坪(36.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて +42.9%( +35.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 26 件(1年前(2018年)に比べて -18.8%( -6件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 9.1年(昨年 9.2年から -1.0 %減)。平均土地面積は 103.2 坪 (昨年 54.7 坪から +88.5 %増)。平均建物面積は 46.1 坪 (昨年 33.3 坪から +38.4 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2018年 17.3 分 → 2019年 14.5 分、-16.3 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 10.7 % → 2019年 8.7 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2018年 14.3 % → 2019年 13.0 %)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2018年 64.3 % → 2019年 56.5 %)
利府駅 81.4 万/坪(昨年同期比 -6.9 %)
利府駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.4万円/坪(24.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2018年)に比べて -6.9%( -6.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 26 件(1年前(2018年)に比べて -48.0%( -24件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.1年(昨年 14.7年から +10.1 %増)。平均土地面積は 69.8 坪 (昨年 73.0 坪から -4.4 %減)。平均建物面積は 36.1 坪 (昨年 40.4 坪から -10.5 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 47.8 % → 2019年 47.8 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2018年 14.7 年 → 2019年 16.1 年、+10.1 %と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 39.1 % → 2019年 39.1 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示