【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年10月〜12月期のJR利府線 (岩切駅～利府駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +27.0％( +21.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(１年前(2018年)に比べて -47.8％( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.0年(昨年 16.8年から -10.3 ％減)。平均土地面積は 101.5 坪 (昨年 63.5 坪から +59.7 ％増)。平均建物面積は 47.9 坪 (昨年 36.0 坪から +32.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全体的に上昇基調。岩切駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは岩切駅で昨年に比べ +31.3 ％、坪単価は 106 万円/坪となった。
上位 1 駅(岩切駅)は +31.3 ％(坪単価 +25.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(利府駅)は +18.0 ％(坪単価 +14.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2018年 16.8 年 → 2019年 15.0 年、-10.3 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 24.0 分 → 2019年 14.5 分、-39.5 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 ％ → 2019年 9.1 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 4.5 ％ → 2019年 18.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった岩切駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 106万円/坪(32.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +31.3％( +25.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2018年)に比べて -11.1％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった利府駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.5万円/坪(28.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +18.0％( +14.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2018年)に比べて -71.4％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR利府線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 岩切駅 | 106万/坪 (18.3年/111坪) | 80.6万/坪 (10.8年/52.3坪) | 89.1万/坪 (10.9年/53.2坪) |
| 新利府駅 | - | - | - |
| 利府駅 | 93.5万/坪 (6.4年/81.7坪) | 79.2万/坪 (20.9年/70.8坪) | 64.7万/坪 (18.4年/63.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
岩切駅 105.8 万/坪(昨年同期比 +31.3 ％)
岩切駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 106万円/坪(32.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +31.3％( +25.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2018年)に比べて -11.1％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 18.3年(昨年 10.8年から +69.7 ％増)。平均土地面積は 111.4 坪 (昨年 52.3 坪から +113.1 ％増)。平均建物面積は 53.8 坪 (昨年 33.9 坪から +58.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 21.0 分 → 2019年 12.4 分、-41.1 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 22.2 ％ → 2019年 12.5 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 10.8 年 → 2019年 18.3 年、+69.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 11.1 ％ → 2019年 25.0 ％)
利府駅 93.5 万/坪(昨年同期比 +18.0 ％)
利府駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.5万円/坪(28.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +18.0％( +14.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2018年)に比べて -71.4％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 6.4年(昨年 20.9年から -69.3 ％減)。平均土地面積は 81.7 坪 (昨年 70.8 坪から +15.4 ％増)。平均建物面積は 37.4 坪 (昨年 37.4 坪から +0.1 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 20.9 年 → 2019年 6.4 年、-69.3 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 25.9 分 → 2019年 18.8 分、-27.5 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 15.4 ％ → 2019年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示