【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜3月期の東北新幹線 (白石蔵王駅~くりこま高原駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.8万円/坪(26.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -74.2%( -249.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 40 件(1年前(2020年)に比べて +37.9%( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 12.3年(昨年 20.5年から -40.2 %減)。平均土地面積は 77.5 坪 (昨年 98.3 坪から -21.1 %減)。平均建物面積は 57.6 坪 (昨年 34.8 坪から +65.7 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。仙台駅、くりこま高原駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは仙台駅で昨年に比べ +73.4 %、坪単価は 119 万円/坪となった。
上位 1 駅(仙台駅)は +73.4 %(坪単価 +50.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(古川駅)は -90.4 %(坪単価 -519.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 20.5 年 → 2021年 12.3 年、-40.2 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 47.3 分 → 2021年 27.2 分、-42.5 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 44.8 % → 2021年 52.5 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 20.7 % → 2021年 5.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった仙台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 119万円/坪(35.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +73.4%( +50.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(1年前(2020年)に比べて +111.1%( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった古川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.3万円/坪(16.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -90.4%( -519.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 17 件(1年前(2020年)に比べて +13.3%( +2件/坪)と好調に推移しています。)。
東北新幹線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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白石蔵王駅 | - | - | - |
仙台駅 | 119万/坪 (16.4年/67.3坪) | 68.5万/坪 (23.1年/134坪) | 67.5万/坪 (37.0年/115坪) |
古川駅 | 55.3万/坪 (8.2年/86.6坪) | 574万/坪 (19.0年/74.8坪) | 57.3万/坪 (16.0年/108坪) |
くりこま高原駅 | 68.7万/坪 (10.0年/87.0坪) | 52.3万/坪 (20.4年/99.2坪) | 20.7万/坪 (41.5年/135坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
仙台駅 118.8 万/坪(昨年同期比 +73.4 %)
仙台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 119万円/坪(35.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +73.4%( +50.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(1年前(2020年)に比べて +111.1%( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.4年(昨年 23.1年から -29.2 %減)。平均土地面積は 67.3 坪 (昨年 134.3 坪から -49.8 %減)。平均建物面積は 77.5 坪 (昨年 40.6 坪から +90.7 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 23.1 年 → 2021年 16.4 年、-29.2 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 82.6 分 → 2021年 15.0 分、-81.8 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 11.1 % → 2021年 31.6 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 44.4 % → 2021年 26.3 %)
古川駅 55.3 万/坪(昨年同期比 -90.4 %)
古川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.3万円/坪(16.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -90.4%( -519.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 17 件(1年前(2020年)に比べて +13.3%( +2件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 8.2年(昨年 19.0年から -56.7 %減)。平均土地面積は 86.6 坪 (昨年 74.8 坪から +15.8 %増)。平均建物面積は 42.2 坪 (昨年 31.1 坪から +35.8 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 19.0 年 → 2021年 8.2 年、-56.7 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 60.0 % → 2021年 70.6 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 24.0 分 → 2021年 27.6 分、+15.0 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 13.3 % → 2021年 17.6 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示