【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期のJR奈良線 (奈良駅~平城山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.9万円/坪(25.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +75.8%( +36.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(1年前(2022年)に比べて -5.0%( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 18.1年(昨年 25.3年から -28.6 %減)。平均土地面積は 54.9 坪 (昨年 53.7 坪から +2.3 %増)。平均建物面積は 30.5 坪 (昨年 51.2 坪から -40.4 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。奈良駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは奈良駅で昨年に比べ +93.6 %、坪単価は 85.7 万円/坪となった。
上位 1 駅(奈良駅)は +93.6 %(坪単価 +41.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(平城山駅)は -7.8 %(坪単価 -5.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 25.3 年 → 2023年 18.1 年、-28.6 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2022年 23.3 分 → 2023年 18.6 分、-20.0 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 38.9 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 22.2 % → 2023年 27.8 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった奈良駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.7万円/坪(25.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +93.6%( +41.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(1年前(2022年)に比べて -5.6%( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった平城山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.4万円/坪(21.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -7.8%( -5.9万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
JR奈良線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
奈良駅 | 85.7万/坪 (15.9年/51.8坪) | 44.3万/坪 (25.6年/51.3坪) | 63.0万/坪 (12.4年/40.8坪) |
平城山駅 | 69.4万/坪 (35.0年/81.7坪) | 75.2万/坪 (23.0年/75.6坪) | 50.8万/坪 (35.4年/74.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
奈良駅 85.7 万/坪(昨年同期比 +93.6 %)
奈良駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.7万円/坪(25.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +93.6%( +41.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(1年前(2022年)に比べて -5.6%( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 15.9年(昨年 25.6年から -37.7 %減)。平均土地面積は 51.8 坪 (昨年 51.3 坪から +1.0 %増)。平均建物面積は 28.5 坪 (昨年 53.5 坪から -46.6 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 25.6 年 → 2023年 15.9 年、-37.7 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 25.7 分 → 2023年 20.5 分、-20.2 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 31.2 %)
平城山駅 69.4 万/坪(昨年同期比 -7.8 %)
平城山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.4万円/坪(21.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -7.8%( -5.9万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 35.0年(昨年 23.0年から +52.2 %増)。平均土地面積は 81.7 坪 (昨年 75.6 坪から +8.0 %増)。平均建物面積は 46.1 坪 (昨年 32.5 坪から +41.9 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 10.0 分 → 2023年 4.5 分、-55.0 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 23.0 年 → 2023年 35.0 年、+52.2 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示