【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年7月〜9月期のJR奈良線 (奈良駅～平城山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.1万円/坪(19.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +8.1％( +4.8万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 13 件(１年前(2020年)に比べて -18.8％( -3件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 15.7年(昨年 21.8年から -27.9 ％減)。平均土地面積は 47.0 坪 (昨年 44.2 坪から +6.2 ％増)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 31.4 坪から +1.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。奈良駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは奈良駅で昨年に比べ +26.2 ％、坪単価は 67.7 万円/坪となった。
上位 1 駅(奈良駅)は +26.2 ％(坪単価 +14.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(平城山駅)は -33.1 ％(坪単価 -27.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 21.8 年 → 2021年 15.7 年、-27.9 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 ％ → 2021年 30.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった奈良駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.7万円/坪(20.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +26.2％( +14.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2020年)に比べて -30.8％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった平城山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.1万円/坪(17.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -33.1％( -27.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR奈良線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 奈良駅 | 67.7万/坪 (10.2年/37.5坪) | 53.7万/坪 (23.9年/39.6坪) | 59.6万/坪 (27.2年/68.1坪) |
| 平城山駅 | 56.1万/坪 (28.3年/68.4坪) | 83.8万/坪 (12.8年/64.5坪) | 92.0万/坪 (9.2年/65.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
奈良駅 67.7 万/坪(昨年同期比 +26.2 ％)
奈良駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.7万円/坪(20.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +26.2％( +14.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2020年)に比べて -30.8％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 10.2年(昨年 23.9年から -57.4 ％減)。平均土地面積は 37.5 坪 (昨年 39.6 坪から -5.3 ％減)。平均建物面積は 29.4 坪 (昨年 30.3 坪から -2.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 23.9 年 → 2021年 10.2 年、-57.4 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 38.5 ％ → 2021年 11.1 ％)
平城山駅 56.1 万/坪(昨年同期比 -33.1 ％)
平城山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.1万円/坪(17.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -33.1％( -27.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.3年(昨年 12.8年から +120.1 ％増)。平均土地面積は 68.4 坪 (昨年 64.5 坪から +6.1 ％増)。平均建物面積は 37.1 坪 (昨年 36.3 坪から +2.1 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 12.8 年 → 2021年 28.3 年、+120.1 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 7.0 分 → 2021年 16.2 分、+132.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 ％ → 2021年 75.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示