【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜3月期のJR和歌山線 (王寺駅～大和二見駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.7万円/坪(11.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -18.7％( -8.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 42 件(１年前(2020年)に比べて +110.0％( +22件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.2年(昨年 23.6年から +10.9 ％増)。平均土地面積は 64.6 坪 (昨年 100.4 坪から -35.7 ％減)。平均建物面積は 42.0 坪 (昨年 42.4 坪から -0.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。
上位 1 駅(畠田駅)は +142.4 ％(坪単価 +23.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(JR五位堂駅)は -78.9 ％(坪単価 -96.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 22.9 分 → 2021年 19.4 分、-15.6 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 27.8 ％ → 2021年 27.0 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 10.0 ％ → 2021年 10.5 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 23.6 年 → 2021年 26.2 年、+10.9 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 ％ → 2021年 40.5 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 ％ → 2021年 27.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった王寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.2万円/坪(15.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -31.3％( -22.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(１年前(2020年)に比べて +42.9％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となったJR五位堂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.6万円/坪(7.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -78.9％( -96.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR和歌山線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 王寺駅 | 50.2万/坪 (24.8年/57.6坪) | 73.0万/坪 (15.7年/72.4坪) | 48.5万/坪 (25.5年/52.8坪) |
| 畠田駅 | 40.1万/坪 (26.6年/46.9坪) | 16.5万/坪 (38.0年/57.5坪) | 38.6万/坪 (45.0年/78.7坪) |
| 志都美駅 | 38.6万/坪 (17.2年/55.5坪) | 38.0万/坪 (24.6年/91.8坪) | 43.1万/坪 (17.7年/51.4坪) |
| 香芝駅 | 25.8万/坪 (37.0年/139坪) | - | 40.5万/坪 (40.0年/142坪) |
| JR五位堂駅 | 25.6万/坪 (41.0年/36.3坪) | 122万/坪 (0年/42.4坪) | 47.6万/坪 (22.5年/46.1坪) |
| 高田駅 | 7.5万/坪 (45.0年/33.3坪) | - | - |
| 大和新庄駅 | - | - | 87.0万/坪 (0年/39.3坪) |
| 御所駅 | 44.6万/坪 (9.0年/65.0坪) | - | 16.0万/坪 (0年/96.8坪) |
| 玉手駅 | - | - | - |
| 掖上駅 | 1.5万/坪 (51.0年/84.7坪) | - | - |
| 吉野口駅 | - | - | - |
| 北宇智駅 | - | - | 0.4万/坪 (58.0年/221坪) |
| 五条駅 | 25.7万/坪 (26.0年/103坪) | 10.7万/坪 (40.0年/219坪) | 20.9万/坪 (19.7年/106坪) |
| 大和二見駅 | 9.5万/坪 (40.5年/49.9坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
畠田駅 40.1 万/坪(昨年同期比 +142.4 ％)
畠田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.1万円/坪(12.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +142.4％( +23.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2020年)に比べて +600.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.6年(昨年 38.0年から -30.1 ％減)。平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 57.5 坪から -18.4 ％減)。平均建物面積は 29.6 坪 (昨年 33.3 坪から -11.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 38.0 年 → 2021年 26.6 年、-30.1 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2020年 16.0 分 → 2021年 14.0 分、-12.5 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 57.1 ％)
JR五位堂駅 25.6 万/坪(昨年同期比 -78.9 ％)
JR五位堂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.6万円/坪(7.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -78.9％( -96.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 36.3 坪 (昨年 42.4 坪から -14.3 ％減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 28.7 坪から +0.0 ％減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示