【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年7月〜9月期の近鉄御所線 (尺土駅～近鉄御所駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.5万円/坪(16.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +13.0％( +6.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 18 件(１年前(2021年)に比べて -28.0％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.9年(昨年 18.8年から +32.5 ％増)。平均土地面積は 82.1 坪 (昨年 89.1 坪から -7.9 ％減)。平均建物面積は 35.8 坪 (昨年 69.0 坪から -48.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。忍海駅は、昨年から 20 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは近鉄御所駅で昨年に比べ -35.4 ％、坪単価は 17.7 万円/坪となった。
上位 1 駅(近鉄新庄駅)は +5.0 ％(坪単価 +4.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(近鉄御所駅)は -35.4 ％(坪単価 -9.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 16.8 分 → 2022年 11.2 分、-33.5 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 40.9 ％ → 2022年 7.1 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 18.8 年 → 2022年 24.9 年、+32.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 13.6 ％ → 2022年 42.9 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 13.0 ％ → 2022年 5.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった近鉄新庄駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.5万円/坪(25.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +5.0％( +4.1万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった近鉄御所駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.7万円/坪(5.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -35.4％( -9.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 近鉄御所線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 尺土駅 | 39.7万/坪 (31.3年/40.5坪) | 55.1万/坪 (18.1年/93.1坪) | 63.1万/坪 (13.5年/47.9坪) |
| 近鉄新庄駅 | 85.5万/坪 (10.3年/71.1坪) | 81.5万/坪 (16.2年/71.6坪) | 101万/坪 (0.25年/53.3坪) |
| 忍海駅 | 45.7万/坪 (40.5年/160坪) | 47.0万/坪 (0.5年/119坪) | 97.0万/坪 (0.5年/66.6坪) |
| 近鉄御所駅 | 17.7万/坪 (49.5年/69.1坪) | 27.4万/坪 (24.4年/81.0坪) | 33.5万/坪 (25.5年/102坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
近鉄新庄駅 85.5 万/坪(昨年同期比 +5.0 ％)
近鉄新庄駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.5万円/坪(25.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +5.0％( +4.1万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 10.3年(昨年 16.2年から -36.1 ％減)。平均土地面積は 71.1 坪 (昨年 71.6 坪から -0.7 ％減)。平均建物面積は 40.1 坪 (昨年 27.2 坪から +47.2 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 16.2 年 → 2022年 10.3 年、-36.1 ％と大きく減少)
近鉄御所駅 17.7 万/坪(昨年同期比 -35.4 ％)
近鉄御所駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.7万円/坪(5.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -35.4％( -9.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 49.5年(昨年 24.4年から +102.9 ％増)。平均土地面積は 69.1 坪 (昨年 81.0 坪から -14.7 ％減)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 40.3 坪から -13.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 25.1 分 → 2022年 12.7 分、-49.6 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 24.4 年 → 2022年 49.5 年、+102.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 22.2 ％ → 2022年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示