【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年7月〜9月期の近鉄天理線 (平端駅～天理駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.0万円/坪(18.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +48.0％( +19.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2019年)に比べて -52.9％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.1年(昨年 24.8年から -22.7 ％減)。平均土地面積は 104.9 坪 (昨年 84.5 坪から +24.2 ％増)。平均建物面積は 68.3 坪 (昨年 50.1 坪から +36.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。平端駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは前栽駅で昨年に比べ +207.1 ％、坪単価は 125 万円/坪となった。
上位 1 駅(前栽駅)は +207.1 ％(坪単価 +84.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(天理駅)は -55.0 ％(坪単価 -8.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 24.8 年 → 2020年 19.1 年、-22.7 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 23.5 ％ → 2020年 37.5 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 5.9 ％ → 2020年 12.5 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 13.2 分 → 2020年 25.1 分、+90.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 17.6 ％ → 2020年 25.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった前栽駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 125万円/坪(37.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +207.1％( +84.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった天理駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.1万円/坪(2.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -55.0％( -8.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 近鉄天理線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 平端駅 | 49.2万/坪 (24.5年/128坪) | 35.7万/坪 (26.2年/29.1坪) | 13.7万/坪 (45.5年/78.7坪) |
| 二階堂駅 | 76.0万/坪 (0.5年/37.8坪) | 66.2万/坪 (12.0年/164坪) | 72.4万/坪 (0.5年/38.6坪) |
| 前栽駅 | 125万/坪 (0.00年/40.8坪) | 40.7万/坪 (30.3年/86.6坪) | 64.0万/坪 (15.2年/64.0坪) |
| 天理駅 | 7.1万/坪 (39.5年/168坪) | 15.8万/坪 (31.5年/48.9坪) | 69.3万/坪 (23.0年/53.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
前栽駅 125.0 万/坪(昨年同期比 +207.1 ％)
前栽駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 125万円/坪(37.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +207.1％( +84.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.0年(昨年 30.3年から -100.0 ％減)。平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 86.6 坪から -52.8 ％減)。平均建物面積は 31.0 坪 (昨年 49.5 坪から -37.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 30.3 年 → 2020年 0.0 年、-100.0 ％と大きく減少)
天理駅 7.1 万/坪(昨年同期比 -55.0 ％)
天理駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.1万円/坪(2.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -55.0％( -8.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 39.5年(昨年 31.5年から +25.4 ％増)。平均土地面積は 167.9 坪 (昨年 48.9 坪から +243.3 ％増)。平均建物面積は 55.2 坪 (昨年 41.3 坪から +33.5 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 31.5 年 → 2020年 39.5 年、+25.4 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 18.3 分 → 2020年 72.5 分、+295.5 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示