【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年7月〜9月期の近鉄吉野線 (橿原神宮前駅～吉野駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.5万円/坪(7.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -67.6％( -53.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 19 件(１年前(2020年)に比べて +90.0％( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 39.1年(昨年 19.3年から +102.5 ％増)。平均土地面積は 82.6 坪 (昨年 68.7 坪から +20.2 ％増)。平均建物面積は 37.3 坪 (昨年 30.9 坪から +20.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。岡寺駅、六田駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは岡寺駅で昨年に比べ +67.3 ％、坪単価は 44.3 万円/坪となった。
上位 1 駅(岡寺駅)は +67.3 ％(坪単価 +17.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(橿原神宮前駅)は -61.0 ％(坪単価 -62.1 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 19.3 年 → 2021年 39.1 年、+102.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 12.7 分 → 2021年 31.1 分、+144.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 22.2 ％ → 2021年 60.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった岡寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.3万円/坪(13.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +67.3％( +17.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった六田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.5万円/坪(5.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +34.6％( +5.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 近鉄吉野線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 橿原神宮前駅 | 39.7万/坪 (38.2年/72.6坪) | 102万/坪 (0.5年/59.2坪) | 57.9万/坪 (41.0年/65.0坪) |
| 岡寺駅 | 44.3万/坪 (33.5年/74.9坪) | 26.4万/坪 (25.5年/49.9坪) | 34.3万/坪 (40.5年/54.5坪) |
| 飛鳥駅 | - | - | - |
| 壺阪山駅 | - | - | - |
| 市尾駅 | - | - | - |
| 葛駅 | - | - | - |
| 吉野口駅 | - | - | - |
| 薬水駅 | - | - | - |
| 福神駅 | - | - | 47.6万/坪 (18.5年/60.5坪) |
| 大阿太駅 | - | - | - |
| 下市口駅 | 5.3万/坪 (46.9年/104坪) | - | 11.4万/坪 (44.5年/77.1坪) |
| 越部駅 | - | - | 1.2万/坪 (38.5年/39.3坪) |
| 六田駅 | 19.5万/坪 (30.5年/62.8坪) | 14.5万/坪 (24.5年/81.7坪) | - |
| 大和上市駅 | 1.2万/坪 (0年/69.6坪) | - | - |
| 吉野神宮駅 | 5.0万/坪 (49.5年/90.8坪) | - | - |
| 吉野駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
岡寺駅 44.3 万/坪(昨年同期比 +67.3 ％)
岡寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.3万円/坪(13.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +67.3％( +17.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.5年(昨年 25.5年から +31.4 ％増)。平均土地面積は 74.9 坪 (昨年 49.9 坪から +50.0 ％増)。平均建物面積は 43.1 坪 (昨年 30.3 坪から +42.5 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 25.5 年 → 2021年 33.5 年、+31.4 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 9.0 分 → 2021年 12.5 分、+38.9 ％と大きく増加)
橿原神宮前駅 39.7 万/坪(昨年同期比 -61.0 ％)
橿原神宮前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.7万円/坪(12.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -61.0％( -62.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2020年)に比べて +33.3％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 38.2年(昨年 0.5年から +7486.7 ％増)。平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 59.2 坪から +22.6 ％増)。平均建物面積は 32.2 坪 (昨年 30.9 坪から +4.3 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 0.5 年 → 2021年 38.2 年、+7486.7 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示