【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜12月期のJR桜島線 (西九条駅～桜島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.0万円/坪(23.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -9.9％( -8.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 26 件(１年前(2021年)に比べて +44.4％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.1年(昨年 31.1年から +3.2 ％増)。平均土地面積は 53.8 坪 (昨年 21.9 坪から +145.4 ％増)。平均建物面積は 74.3 坪 (昨年 32.1 坪から +131.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。西九条駅は、昨年から 10 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは安治川口駅で昨年に比べ -20.9 ％、坪単価は 59.5 万円/坪となった。
上位 1 駅(西九条駅)は -5.6 ％(坪単価 -5.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(安治川口駅)は -20.9 ％(坪単価 -15.7 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 7.9 分 → 2022年 10.2 分、+28.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 21.4 ％ → 2022年 37.5 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 58.8 ％ → 2022年 50.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西九条駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.3万円/坪(27.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -5.6％( -5.3万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 13 件(１年前(2021年)に比べて +30.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった安治川口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.5万円/坪(18.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -20.9％( -15.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR桜島線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 西九条駅 | 89.3万/坪 (32.5年/36.6坪) | 94.6万/坪 (39.7年/21.6坪) | 74.9万/坪 (21.5年/21.7坪) |
| 安治川口駅 | 59.5万/坪 (31.7年/74.4坪) | 75.3万/坪 (24.7年/22.3坪) | 97.0万/坪 (28.8年/212坪) |
| ユニバーサルシティ駅 | 139万/坪 (0年/30.3坪) | - | - |
| 桜島駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
西九条駅 89.3 万/坪(昨年同期比 -5.6 ％)
西九条駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.3万円/坪(27.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -5.6％( -5.3万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 13 件(１年前(2021年)に比べて +30.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.5年(昨年 39.7年から -17.9 ％減)。平均土地面積は 36.6 坪 (昨年 21.6 坪から +69.4 ％増)。平均建物面積は 78.9 坪 (昨年 30.4 坪から +159.4 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 39.7 年 → 2022年 32.5 年、-17.9 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 ％ → 2022年 41.7 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 ％ → 2022年 41.7 ％)
安治川口駅 59.5 万/坪(昨年同期比 -20.9 ％)
安治川口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.5万円/坪(18.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -20.9％( -15.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.7年(昨年 24.7年から +28.2 ％増)。平均土地面積は 74.4 坪 (昨年 22.3 坪から +233.3 ％増)。平均建物面積は 73.2 坪 (昨年 34.0 坪から +115.2 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 24.7 年 → 2022年 31.7 年、+28.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 12.6 分 → 2022年 15.9 分、+26.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.5 ％ → 2022年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示