【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜12月期の阪神本線 (千船駅～大阪梅田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 113万円/坪(34.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +18.7％( +17.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 94 件(１年前(2021年)に比べて -11.3％( -12件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 29.1年(昨年 25.5年から +13.8 ％増)。平均土地面積は 26.5 坪 (昨年 28.4 坪から -6.8 ％減)。平均建物面積は 37.6 坪 (昨年 45.3 坪から -17.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。姫島駅、野田駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは野田駅で昨年に比べ +68.2 ％、坪単価は 186 万円/坪となった。
上位 1 駅(野田駅)は +68.2 ％(坪単価 +75.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(千船駅)は -33.4 ％(坪単価 -28.7 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 25.5 年 → 2022年 29.1 年、+13.8 ％と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2021年 6.6 分 → 2022年 7.7 分、+16.0 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 45.7 ％ → 2022年 35.1 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 24.7 ％ → 2022年 29.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった野田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 186万円/坪(56.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +68.2％( +75.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 24 件(１年前(2021年)に比べて -27.3％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった千船駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.4万円/坪(17.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -33.4％( -28.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 26 件(前年比変わらず)。
| 阪神本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 千船駅 | 57.4万/坪 (29.0年/23.9坪) | 86.1万/坪 (15.2年/33.3坪) | 420万/坪 (13.2年/88.1坪) |
| 姫島駅 | 74.2万/坪 (28.1年/29.0坪) | 61.8万/坪 (30.4年/26.4坪) | 68.5万/坪 (25.3年/26.9坪) |
| 淀川駅 | 121万/坪 (11.3年/21.2坪) | 168万/坪 (0年/22.7坪) | 122万/坪 (6.4年/25.0坪) |
| 野田駅 | 186万/坪 (28.9年/28.3坪) | 111万/坪 (26.0年/23.6坪) | 111万/坪 (10.4年/64.5坪) |
| 福島駅 | 135万/坪 (32.1年/25.9坪) | 128万/坪 (32.3年/36.6坪) | 114万/坪 (35.3年/42.4坪) |
| 大阪梅田駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
野田駅 186.3 万/坪(昨年同期比 +68.2 ％)
野田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 186万円/坪(56.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +68.2％( +75.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 24 件(１年前(2021年)に比べて -27.3％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.9年(昨年 26.0年から +10.9 ％増)。平均土地面積は 28.3 坪 (昨年 23.6 坪から +19.9 ％増)。平均建物面積は 35.8 坪 (昨年 42.8 坪から -16.3 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 27.6 ％ → 2022年 15.8 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 26.0 年 → 2022年 28.9 年、+10.9 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 51.5 ％ → 2022年 45.8 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 27.6 ％ → 2022年 31.6 ％)
千船駅 57.4 万/坪(昨年同期比 -33.4 ％)
千船駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.4万円/坪(17.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -33.4％( -28.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 26 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 29.0年(昨年 15.2年から +90.5 ％増)。平均土地面積は 23.9 坪 (昨年 33.3 坪から -28.3 ％減)。平均建物面積は 29.1 坪 (昨年 35.1 坪から -16.9 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 15.2 年 → 2022年 29.0 年、+90.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 6.3 分 → 2022年 7.8 分、+23.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 15.8 ％ → 2022年 38.1 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 26.3 ％ → 2022年 38.1 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示