【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期の阪神本線 (千船駅~大阪梅田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 114万円/坪(34.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +33.2%( +28.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 24 件(1年前(2021年)に比べて -20.0%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.1年(昨年 26.4年から +21.7 %増)。平均土地面積は 28.1 坪 (昨年 30.4 坪から -7.4 %減)。平均建物面積は 34.1 坪 (昨年 48.8 坪から -30.1 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。姫島駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは野田駅で昨年に比べ +184.5 %、坪単価は 281 万円/坪となった。
上位 1 駅(野田駅)は +184.5 %(坪単価 +182.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(千船駅)は -41.4 %(坪単価 -34.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 28.6 % → 2022年 23.8 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 26.4 年 → 2022年 32.1 年、+21.7 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 61.9 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 28.6 % → 2022年 4.8 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった野田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 281万円/坪(85.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +184.5%( +182.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった千船駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.7万円/坪(14.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -41.4%( -34.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(1年前(2021年)に比べて -10.0%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
阪神本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
千船駅 | 48.7万/坪 (28.4年/26.9坪) | 83.1万/坪 (16.1年/38.0坪) | 85.8万/坪 (1.0年/61.0坪) |
姫島駅 | 51.7万/坪 (37.7年/18.7坪) | 44.0万/坪 (48.0年/23.4坪) | 32.7万/坪 (45.5年/34.0坪) |
淀川駅 | - | - | 108万/坪 (0年/19.7坪) |
野田駅 | 281万/坪 (34.2年/36.6坪) | 98.7万/坪 (24.9年/30.1坪) | 116万/坪 (0年/21.2坪) |
福島駅 | 88.1万/坪 (32.6年/27.5坪) | 135万/坪 (35.7年/24.2坪) | 112万/坪 (36.0年/25.7坪) |
大阪梅田駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
野田駅 280.8 万/坪(昨年同期比 +184.5 %)
野田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 281万円/坪(85.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +184.5%( +182.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.2年(昨年 24.9年から +37.6 %増)。平均土地面積は 36.6 坪 (昨年 30.1 坪から +21.5 %増)。平均建物面積は 29.6 坪 (昨年 54.6 坪から -45.7 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 7.3 分 → 2022年 5.8 分、-20.5 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 44.4 % → 2022年 50.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 28.6 % → 2022年 20.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 24.9 年 → 2022年 34.2 年、+37.6 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 28.6 % → 2022年 40.0 %)
千船駅 48.7 万/坪(昨年同期比 -41.4 %)
千船駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.7万円/坪(14.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -41.4%( -34.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(1年前(2021年)に比べて -10.0%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 28.4年(昨年 16.1年から +76.0 %増)。平均土地面積は 26.9 坪 (昨年 38.0 坪から -29.2 %減)。平均建物面積は 27.8 坪 (昨年 37.5 坪から -25.8 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 12.5 % → 2022年 12.5 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 16.1 年 → 2022年 28.4 年、+76.0 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 37.5 % → 2022年 75.0 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 60.0 % → 2022年 44.4 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示