【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期の阪急神戸本線 (大阪梅田駅~神崎川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 90.5万円/坪(27.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -11.4%( -11.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 39 件(1年前(2023年)に比べて -53.6%( -45件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.7年(昨年 21.1年から +36.2 %増)。平均土地面積は 47.4 坪 (昨年 33.5 坪から +41.5 %増)。平均建物面積は 54.3 坪 (昨年 57.6 坪から -5.8 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。中津駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは中津駅で昨年に比べ +39.8 %、坪単価は 184 万円/坪となった。
上位 1 駅(中津駅)は +39.8 %(坪単価 +52.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(十三駅)は -22.3 %(坪単価 -25.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 9.5 % → 2024年 12.8 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.4 % → 2024年 2.6 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 21.1 年 → 2024年 28.7 年、+36.2 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.8 % → 2024年 27.6 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.6 % → 2024年 34.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった中津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 184万円/坪(55.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +39.8%( +52.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -75.0%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった十三駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.4万円/坪(26.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -22.3%( -25.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 15 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
阪急神戸本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
大阪梅田駅 | - | - | - |
中津駅 | 184万/坪 (34.0年/28.7坪) | 132万/坪 (37.4年/46.3坪) | 459万/坪 (22.3年/102坪) |
十三駅 | 87.4万/坪 (43.8年/33.1坪) | 112万/坪 (21.2年/26.9坪) | 100.0万/坪 (25.4年/32.7坪) |
神崎川駅 | 90.6万/坪 (15.5年/70.2坪) | 93.5万/坪 (17.4年/36.3坪) | 70.6万/坪 (27.9年/37.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
中津駅 184.3 万/坪(昨年同期比 +39.8 %)
中津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 184万円/坪(55.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +39.8%( +52.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -75.0%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.0年(昨年 37.4年から -9.1 %減)。平均土地面積は 28.7 坪 (昨年 46.3 坪から -38.0 %減)。平均建物面積は 119.5 坪 (昨年 134.0 坪から -10.9 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 5.9 分 → 2024年 5.0 分、-14.9 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 37.5 % → 2024年 100.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 12.5 % → 2024年 100.0 %)
十三駅 87.4 万/坪(昨年同期比 -22.3 %)
十三駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.4万円/坪(26.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -22.3%( -25.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 15 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 43.8年(昨年 21.2年から +106.5 %増)。平均土地面積は 33.1 坪 (昨年 26.9 坪から +23.1 %増)。平均建物面積は 31.6 坪 (昨年 52.3 坪から -39.5 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 10.7 分 → 2024年 9.5 分、-11.2 %と減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.3 % → 2024年 6.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 21.2 年 → 2024年 43.8 年、+106.5 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 15.4 % → 2024年 55.6 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 34.6 % → 2024年 44.4 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示