【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期の阪急神戸本線 (大阪梅田駅~神崎川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 102万円/坪(31.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +1.7%( +1.7万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 25 件(1年前(2023年)に比べて +66.7%( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.6年(昨年 12.9年から +83.8 %増)。平均土地面積は 63.2 坪 (昨年 40.1 坪から +57.5 %増)。平均建物面積は 87.6 坪 (昨年 50.5 坪から +73.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。十三駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは十三駅で昨年に比べ +31.2 %、坪単価は 102 万円/坪となった。
上位 1 駅(十三駅)は +31.2 %(坪単価 +24.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(神崎川駅)は -12.9 %(坪単価 -13.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 13.9 分 → 2024年 10.6 分、-24.2 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 12.9 年 → 2024年 23.6 年、+83.8 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 30.8 % → 2024年 38.9 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.7 % → 2024年 11.1 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった十三駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 102万円/坪(30.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +31.2%( +24.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2023年)に比べて +800.0%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった神崎川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.7万円/坪(28.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -12.9%( -13.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 12 件(1年前(2023年)に比べて -7.7%( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
阪急神戸本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
大阪梅田駅 | - | - | - |
中津駅 | 184万/坪 (34.0年/28.7坪) | - | 1,085万/坪 (21.0年/154坪) |
十三駅 | 102万/坪 (36.2年/40.8坪) | 77.8万/坪 (21.0年/121坪) | 120万/坪 (26.0年/25.9坪) |
神崎川駅 | 92.7万/坪 (14.3年/91.8坪) | 106万/坪 (10.8年/35.0坪) | 91.3万/坪 (19.5年/34.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
十三駅 102.1 万/坪(昨年同期比 +31.2 %)
十三駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 102万円/坪(30.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +31.2%( +24.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2023年)に比べて +800.0%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 36.2年(昨年 21.0年から +72.4 %増)。平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 121.0 坪から -66.2 %減)。平均建物面積は 29.1 坪 (昨年 205.7 坪から -85.8 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 80.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 21.0 年 → 2024年 36.2 年、+72.4 %と大きく増加)
神崎川駅 92.7 万/坪(昨年同期比 -12.9 %)
神崎川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.7万円/坪(28.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -12.9%( -13.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 12 件(1年前(2023年)に比べて -7.7%( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 14.3年(昨年 10.8年から +32.2 %増)。平均土地面積は 91.8 坪 (昨年 35.0 坪から +162.0 %増)。平均建物面積は 134.3 坪 (昨年 40.6 坪から +230.8 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 13.8 分 → 2024年 11.2 分、-18.8 %と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 10.8 年 → 2024年 14.3 年、+32.2 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 54.5 % → 2024年 10.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 18.2 % → 2024年 20.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示