【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期の阪急神戸本線 (大阪梅田駅~神崎川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 198万円/坪(59.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +93.8%( +95.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 22 件(1年前(2021年)に比べて -26.7%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.1年(昨年 19.3年から +9.7 %増)。平均土地面積は 47.6 坪 (昨年 39.8 坪から +19.8 %増)。平均建物面積は 53.4 坪 (昨年 49.5 坪から +7.8 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。神崎川駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは神崎川駅で昨年に比べ -3.5 %、坪単価は 91.3 万円/坪となった。
上位 1 駅(中津駅)は +1224.2 %(坪単価 +1002.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(神崎川駅)は -3.5 %(坪単価 -3.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 40.0 % → 2022年 33.3 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.4 % → 2022年 4.5 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.0 % → 2022年 16.7 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 17.2 % → 2022年 13.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった中津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1,085万円/坪(328万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +1224.2%( +1002.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった神崎川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.3万円/坪(27.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -3.5%( -3.3万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 10 件(1年前(2021年)に比べて -16.7%( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
阪急神戸本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
大阪梅田駅 | - | - | - |
中津駅 | 1,085万/坪 (21.0年/154坪) | 81.9万/坪 (43.4年/25.0坪) | 31.8万/坪 (52.5年/59.0坪) |
十三駅 | 120万/坪 (26.0年/25.9坪) | 119万/坪 (24.4年/53.5坪) | 76.1万/坪 (34.9年/53.9坪) |
神崎川駅 | 91.3万/坪 (19.5年/34.9坪) | 94.6万/坪 (13.8年/39.7坪) | 62.6万/坪 (25.0年/25.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
中津駅 1084.6 万/坪(昨年同期比 +1224.2 %)
中津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1,085万円/坪(328万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +1224.2%( +1002.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.0年(昨年 43.4年から -51.5 %減)。平均土地面積は 153.8 坪 (昨年 25.0 坪から +516.2 %増)。平均建物面積は 61.3 坪 (昨年 45.4 坪から +35.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 43.4 年 → 2022年 21.0 年、-51.5 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 33.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 5.2 分 → 2022年 7.0 分、+33.3 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 50.0 %)
神崎川駅 91.3 万/坪(昨年同期比 -3.5 %)
神崎川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.3万円/坪(27.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -3.5%( -3.3万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 10 件(1年前(2021年)に比べて -16.7%( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 19.5年(昨年 13.8年から +41.8 %増)。平均土地面積は 34.9 坪 (昨年 39.7 坪から -12.0 %減)。平均建物面積は 35.5 坪 (昨年 41.2 坪から -13.8 %減)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 41.7 % → 2022年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 13.8 年 → 2022年 19.5 年、+41.8 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 6.8 分 → 2022年 12.3 分、+82.2 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 8.3 % → 2022年 12.5 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 37.5 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示