【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜12月期の阪急神戸本線 (大阪梅田駅～神崎川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 97.1万円/坪(29.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +7.5％( +6.8万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 124 件(１年前(2020年)に比べて +77.1％( +54件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.6年(昨年 24.4年から -11.6 ％減)。平均土地面積は 37.5 坪 (昨年 53.3 坪から -29.6 ％減)。平均建物面積は 50.2 坪 (昨年 70.7 坪から -29.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全体的に上昇基調。中津駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは中津駅で昨年に比べ +29.0 ％、坪単価は 128 万円/坪となった。
上位 1 駅(中津駅)は +29.0 ％(坪単価 +28.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(神崎川駅)は +6.5 ％(坪単価 +5.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 24.4 年 → 2021年 21.6 年、-11.6 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 31.3 ％ → 2021年 23.2 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 12.9 ％ → 2021年 16.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.9 ％ → 2021年 25.0 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 5.7 ％ → 2021年 3.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった中津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 128万円/坪(38.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +29.0％( +28.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(１年前(2020年)に比べて -7.1％( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった神崎川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.0万円/坪(25.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +6.5％( +5.1万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 57 件(１年前(2020年)に比べて +90.0％( +27件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 阪急神戸本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大阪梅田駅 | - | - | - |
| 中津駅 | 128万/坪 (27.8年/32.6坪) | 99.1万/坪 (35.2年/39.5坪) | 134万/坪 (21.8年/37.1坪) |
| 十三駅 | 104万/坪 (23.2年/34.2坪) | 89.7万/坪 (29.8年/35.2坪) | 91.7万/坪 (18.7年/23.4坪) |
| 神崎川駅 | 84.0万/坪 (22.9年/35.9坪) | 78.9万/坪 (22.0年/61.7坪) | 68.9万/坪 (28.2年/59.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
中津駅 127.9 万/坪(昨年同期比 +29.0 ％)
中津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 128万円/坪(38.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +29.0％( +28.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(１年前(2020年)に比べて -7.1％( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 27.8年(昨年 35.2年から -21.1 ％減)。平均土地面積は 32.6 坪 (昨年 39.5 坪から -17.6 ％減)。平均建物面積は 94.9 坪 (昨年 145.3 坪から -34.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 35.2 年 → 2021年 27.8 年、-21.1 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 7.2 分 → 2021年 4.8 分、-32.8 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 14.3 ％ → 2021年 38.5 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 20.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 ％ → 2021年 50.0 ％)
神崎川駅 84.0 万/坪(昨年同期比 +6.5 ％)
神崎川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.0万円/坪(25.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +6.5％( +5.1万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 57 件(１年前(2020年)に比べて +90.0％( +27件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.9年(昨年 22.0年から +4.2 ％増)。平均土地面積は 35.9 坪 (昨年 61.7 坪から -41.8 ％減)。平均建物面積は 39.5 坪 (昨年 54.3 坪から -27.3 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 23.3 ％ → 2021年 16.4 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 ％ → 2021年 22.8 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 26.7 ％ → 2021年 32.7 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 36.7 ％ → 2021年 34.5 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示