【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年10月〜12月期の阪堺電軌阪堺線 (恵美須町駅～船尾駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 127万円/坪(38.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +49.9％( +42.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 24 件(１年前(2022年)に比べて +118.2％( +13件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.0年(昨年 37.8年から -23.2 ％減)。平均土地面積は 33.1 坪 (昨年 34.8 坪から -4.7 ％減)。平均建物面積は 50.2 坪 (昨年 35.2 坪から +42.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。ほとんどの駅において下落した。北天下茶屋駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは恵美須町駅で昨年に比べ +199.2 ％、坪単価は 346 万円/坪となった。
上位 1 駅(恵美須町駅)は +199.2 ％(坪単価 +230.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(我孫子道駅)は +18.2 ％(坪単価 +8.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 37.8 年 → 2023年 29.0 年、-23.2 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 27.3 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 45.5 ％ → 2023年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 27.3 ％ → 2023年 12.5 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2022年 30.0 ％ → 2023年 31.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった恵美須町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 346万円/坪(105万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +199.2％( +230.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった我孫子道駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.6万円/坪(15.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +18.2％( +8.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて +150.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 阪堺電軌阪堺線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 恵美須町駅 | 346万/坪 (25.8年/31.8坪) | 116万/坪 (51.3年/55.2坪) | 90.2万/坪 (41.8年/49.9坪) |
| 今池駅 | 87.2万/坪 (21.8年/63.5坪) | - | - |
| 今船駅 | 146万/坪 (0.8年/15.9坪) | - | - |
| 松田町駅 | 120万/坪 (-0.25年/18.2坪) | - | - |
| 北天下茶屋駅 | 117万/坪 (8.8年/22.7坪) | 66.1万/坪 (43.8年/16.6坪) | 46.9万/坪 (0年/31.8坪) |
| 聖天坂駅 | - | 149万/坪 (0.8年/28.7坪) | 136万/坪 (0.8年/27.2坪) |
| 天神ノ森駅 | 68.4万/坪 (38.3年/79.0坪) | - | 30.4万/坪 (37.8年/31.8坪) |
| 東玉出駅 | 173万/坪 (0年/30.3坪) | - | 52.9万/坪 (0年/12.1坪) |
| 塚西駅 | - | - | 83.5万/坪 (42.3年/26.5坪) |
| 東粉浜駅 | 90.3万/坪 (27.8年/19.7坪) | - | 138万/坪 (15.8年/39.3坪) |
| 住吉駅 | - | - | - |
| 細井川駅 | - | 69.4万/坪 (20.8年/15.1坪) | - |
| 安立町駅 | - | 35.3万/坪 (0年/16.6坪) | 73.0万/坪 (27.8年/25.7坪) |
| 我孫子道駅 | 52.6万/坪 (41.4年/18.8坪) | 44.5万/坪 (46.3年/25.7坪) | 58.3万/坪 (22.8年/13.6坪) |
| 大和川駅 | - | - | - |
| 綾ノ町駅 | - | - | - |
| 妙国寺前駅 | - | - | 23.3万/坪 (49.8年/15.1坪) |
| 宿院駅 | - | - | - |
| 寺地町駅 | 69.0万/坪 (13.8年/21.2坪) | - | - |
| 御陵前駅 | 85.0万/坪 (0.8年/18.2坪) | - | - |
| 東湊駅 | 14.7万/坪 (73.8年/13.6坪) | - | - |
| 石津北駅 | - | - | - |
| 石津駅 | - | - | - |
| 船尾駅 | - | 89.3万/坪 (14.8年/33.3坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
恵美須町駅 346.1 万/坪(昨年同期比 +199.2 ％)
恵美須町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 346万円/坪(105万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +199.2％( +230.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 25.8年(昨年 51.3年から -49.8 ％減)。平均土地面積は 31.8 坪 (昨年 55.2 坪から -42.5 ％減)。平均建物面積は 78.7 坪 (昨年 57.5 坪から +36.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 51.3 年 → 2023年 25.8 年、-49.8 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 ％ → 2023年 75.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 2.5 分 → 2023年 4.8 分、+90.0 ％と大きく増加)
我孫子道駅 52.6 万/坪(昨年同期比 +18.2 ％)
我孫子道駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.6万円/坪(15.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +18.2％( +8.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて +150.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 41.4年(昨年 46.3年から -10.6 ％減)。平均土地面積は 18.8 坪 (昨年 25.7 坪から -27.1 ％減)。平均建物面積は 29.9 坪 (昨年 25.0 坪から +20.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 46.3 年 → 2023年 41.4 年、-10.6 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 7.0 分 → 2023年 5.2 分、-25.7 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 60.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 60.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示