【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜12月期の阪堺電軌阪堺線 (恵美須町駅～船尾駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.4万円/坪(21.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -26.2％( -25.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 40 件(１年前(2020年)に比べて +60.0％( +15件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.0年(昨年 18.8年から +33.1 ％増)。平均土地面積は 27.5 坪 (昨年 32.2 坪から -14.9 ％減)。平均建物面積は 53.2 坪 (昨年 54.8 坪から -3.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。恵美須町駅、北天下茶屋駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは北天下茶屋駅で昨年に比べ +75.1 ％、坪単価は 70.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(北天下茶屋駅、恵美須町駅)は +56.7 ％(坪単価 +26.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(住吉駅、我孫子道駅)は -61.0 ％(坪単価 -73.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 44.0 ％ → 2021年 50.0 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 29.2 ％ → 2021年 19.4 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 18.8 年 → 2021年 25.0 年、+33.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 8.3 ％ → 2021年 48.4 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 16.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった天神ノ森駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.4万円/坪(28.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -43.5％( -72.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった住吉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.5万円/坪(10.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -74.1％( -98.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 阪堺電軌阪堺線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 恵美須町駅 | 84.0万/坪 (29.0年/47.6坪) | 60.8万/坪 (42.7年/34.4坪) | 99.6万/坪 (30.7年/56.0坪) |
| 今池駅 | - | - | - |
| 今船駅 | - | - | - |
| 松田町駅 | - | 29.1万/坪 (34.8年/12.1坪) | - |
| 北天下茶屋駅 | 70.4万/坪 (12.4年/24.8坪) | 40.2万/坪 (43.3年/16.6坪) | - |
| 聖天坂駅 | 91.5万/坪 (15.6年/19.7坪) | 137万/坪 (17.6年/49.4坪) | 50.6万/坪 (34.1年/30.6坪) |
| 天神ノ森駅 | 94.4万/坪 (39.2年/32.3坪) | 167万/坪 (1.5年/37.8坪) | - |
| 東玉出駅 | 52.9万/坪 (0年/12.1坪) | - | - |
| 塚西駅 | 83.5万/坪 (42.3年/26.5坪) | - | - |
| 東粉浜駅 | 86.6万/坪 (17.8年/28.2坪) | 126万/坪 (8.5年/21.9坪) | 112万/坪 (17.4年/22.2坪) |
| 住吉駅 | 34.5万/坪 (25.5年/18.2坪) | 133万/坪 (0年/28.7坪) | - |
| 細井川駅 | 33.2万/坪 (31.5年/11.3坪) | - | - |
| 安立町駅 | 73.0万/坪 (27.8年/25.7坪) | - | 41.2万/坪 (30.9年/14.7坪) |
| 我孫子道駅 | 52.3万/坪 (24.9年/20.6坪) | 100万/坪 (9.7年/33.6坪) | 82.1万/坪 (18.7年/55.3坪) |
| 大和川駅 | - | - | - |
| 綾ノ町駅 | - | - | - |
| 妙国寺前駅 | 23.3万/坪 (49.8年/15.1坪) | - | - |
| 宿院駅 | - | - | - |
| 寺地町駅 | - | - | - |
| 御陵前駅 | - | - | - |
| 東湊駅 | 55.2万/坪 (1.0年/28.7坪) | - | - |
| 石津北駅 | - | - | - |
| 石津駅 | - | - | 21.5万/坪 (47.0年/10.6坪) |
| 船尾駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
北天下茶屋駅 70.4 万/坪(昨年同期比 +75.1 ％)
北天下茶屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.4万円/坪(21.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +75.1％( +30.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて +150.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 12.4年(昨年 43.3年から -71.4 ％減)。平均土地面積は 24.8 坪 (昨年 16.6 坪から +49.1 ％増)。平均建物面積は 33.9 坪 (昨年 16.6 坪から +103.6 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 43.3 年 → 2021年 12.4 年、-71.4 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2020年 7.5 分 → 2021年 6.6 分、-12.0 ％と減少)
恵美須町駅 84.0 万/坪(昨年同期比 +38.3 ％)
恵美須町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.0万円/坪(25.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +38.3％( +23.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2020年)に比べて +50.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.0年(昨年 42.7年から -32.1 ％減)。平均土地面積は 47.6 坪 (昨年 34.4 坪から +38.5 ％増)。平均建物面積は 172.4 坪 (昨年 173.2 坪から -0.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 42.7 年 → 2021年 29.0 年、-32.1 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 75.0 ％ → 2021年 16.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 2.2 分 → 2021年 3.3 分、+48.1 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 33.3 ％)
住吉駅 34.5 万/坪(昨年同期比 -74.1 ％)
住吉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.5万円/坪(10.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -74.1％( -98.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 18.2 坪 (昨年 28.7 坪から -36.8 ％減)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 33.3 坪から +4.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 2.5 分 → 2021年 2.0 分、-20.0 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 100.0 ％)
我孫子道駅 52.3 万/坪(昨年同期比 -47.9 ％)
我孫子道駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.3万円/坪(15.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -47.9％( -48.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.9年(昨年 9.7年から +156.3 ％増)。平均土地面積は 20.6 坪 (昨年 33.6 坪から -38.7 ％減)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 37.7 坪から -7.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 10.0 ％ → 2021年 20.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 9.7 年 → 2021年 24.9 年、+156.3 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 4.7 分 → 2021年 6.4 分、+36.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 11.1 ％ → 2021年 40.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示