【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期の大阪モノレール (大阪空港駅～門真市駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +0.4％( +0.4万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 170 件(１年前(2023年)に比べて -64.4％( -307件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.0年(昨年 23.9年から +0.5 ％増)。平均土地面積は 47.8 坪 (昨年 49.1 坪から -2.7 ％減)。平均建物面積は 43.4 坪 (昨年 43.7 坪から -0.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。少路駅、南摂津駅、門真市駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは南摂津駅で昨年に比べ +42.3 ％、坪単価は 76.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(南摂津駅、門真市駅)は +36.1 ％(坪単価 +19.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(沢良宜駅、宇野辺駅)は -23.8 ％(坪単価 -28.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 18.7 分 → 2024年 15.7 分、-15.7 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 25.9 ％ → 2024年 20.6 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.8 ％ → 2024年 5.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 27.5 ％ → 2024年 37.6 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 19.8 ％ → 2024年 15.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった少路駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 181万円/坪(54.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +20.8％( +31.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(１年前(2023年)に比べて -42.9％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大日駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.4万円/坪(17.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -15.1％( -10.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 35 件(１年前(2023年)に比べて -59.3％( -51件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 大阪モノレール | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大阪空港駅 | - | - | - |
| 蛍池駅 | 98.3万/坪 (24.3年/48.8坪) | 119万/坪 (20.5年/45.4坪) | 127万/坪 (16.3年/54.0坪) |
| 柴原阪大前駅 | 88.0万/坪 (28.3年/34.6坪) | 110万/坪 (18.5年/38.6坪) | 127万/坪 (18.7年/51.8坪) |
| 少路駅 | 181万/坪 (20.7年/49.8坪) | 150万/坪 (20.2年/61.1坪) | 130万/坪 (16.5年/43.5坪) |
| 千里中央駅 | 168万/坪 (20.0年/60.9坪) | 143万/坪 (23.5年/61.9坪) | 131万/坪 (20.2年/67.7坪) |
| 山田駅 | 163万/坪 (18.0年/87.3坪) | 180万/坪 (17.6年/51.9坪) | 156万/坪 (20.4年/67.6坪) |
| 万博記念公園駅 | - | 110万/坪 (17.5年/25.7坪) | 145万/坪 (-0.50年/34.8坪) |
| 宇野辺駅 | 112万/坪 (17.8年/34.3坪) | 145万/坪 (13.9年/48.2坪) | 114万/坪 (26.7年/37.6坪) |
| 南茨木駅 | 123万/坪 (14.6年/61.2坪) | 120万/坪 (21.0年/45.2坪) | 112万/坪 (19.7年/65.1坪) |
| 沢良宜駅 | 75.5万/坪 (28.5年/56.5坪) | 100万/坪 (18.3年/85.2坪) | 106万/坪 (15.8年/78.4坪) |
| 摂津駅 | 81.0万/坪 (12.9年/23.3坪) | 95.9万/坪 (17.6年/42.4坪) | 53.2万/坪 (31.0年/24.6坪) |
| 南摂津駅 | 76.8万/坪 (19.7年/39.5坪) | 54.0万/坪 (32.1年/36.6坪) | 61.5万/坪 (26.6年/30.1坪) |
| 大日駅 | 57.4万/坪 (34.6年/29.5坪) | 67.7万/坪 (29.8年/37.7坪) | 65.1万/坪 (29.5年/28.2坪) |
| 門真市駅 | 67.0万/坪 (27.2年/78.3坪) | 51.6万/坪 (35.7年/23.0坪) | 57.2万/坪 (32.4年/51.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
南摂津駅 76.8 万/坪(昨年同期比 +42.3 ％)
南摂津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.8万円/坪(23.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +42.3％( +22.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 27 件(１年前(2023年)に比べて -65.4％( -51件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.7年(昨年 32.1年から -38.8 ％減)。平均土地面積は 39.5 坪 (昨年 36.6 坪から +8.1 ％増)。平均建物面積は 47.3 坪 (昨年 39.3 坪から +20.6 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 32.1 年 → 2024年 19.7 年、-38.8 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 13.9 ％ → 2024年 28.0 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 45.8 ％ → 2024年 12.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 26.4 ％ → 2024年 40.0 ％)
門真市駅 67.0 万/坪(昨年同期比 +29.8 ％)
門真市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.0万円/坪(20.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +29.8％( +15.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -69.2％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.2年(昨年 35.7年から -23.7 ％減)。平均土地面積は 78.3 坪 (昨年 23.0 坪から +239.8 ％増)。平均建物面積は 30.8 坪 (昨年 40.0 坪から -23.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 35.7 年 → 2024年 27.2 年、-23.7 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 9.1 分 → 2024年 7.0 分、-22.9 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 23.1 ％ → 2024年 75.0 ％)
沢良宜駅 75.5 万/坪(昨年同期比 -24.8 ％)
沢良宜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.5万円/坪(22.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -24.8％( -25.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2023年)に比べて -55.0％( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.5年(昨年 18.3年から +55.6 ％増)。平均土地面積は 56.5 坪 (昨年 85.2 坪から -33.7 ％減)。平均建物面積は 43.4 坪 (昨年 95.1 坪から -54.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 12.4 分 → 2024年 10.8 分、-13.7 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 18.3 年 → 2024年 28.5 年、+55.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 26.3 ％ → 2024年 55.6 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 10.5 ％ → 2024年 22.2 ％)
宇野辺駅 112.1 万/坪(昨年同期比 -22.7 ％)
宇野辺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(33.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -22.7％( -32.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.8年(昨年 13.9年から +28.4 ％増)。平均土地面積は 34.3 坪 (昨年 48.2 坪から -28.9 ％減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 35.8 坪から -7.0 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 13.9 年 → 2024年 17.8 年、+28.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 22.2 ％ → 2024年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示