【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜12月期の南海高師浜線 (羽衣駅～高師浜駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +29.6％( +23.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 45 件(１年前(2021年)に比べて -4.3％( -2件/坪)と小幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.0年(昨年 22.1年から -0.4 ％減)。平均土地面積は 54.6 坪 (昨年 42.2 坪から +29.6 ％増)。平均建物面積は 45.8 坪 (昨年 41.7 坪から +9.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。羽衣駅、高師浜駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは高師浜駅で昨年に比べ +61.3 ％、坪単価は 109 万円/坪となった。
上位 1 駅(高師浜駅)は +61.3 ％(坪単価 +41.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(伽羅橋駅)は -51.2 ％(坪単価 -29.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 18.2 ％ → 2022年 39.5 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 27.7 ％ → 2022年 40.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 ％ → 2022年 30.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった羽衣駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(33.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +33.6％( +28.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 30 件(１年前(2021年)に比べて -18.9％( -7件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった伽羅橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.5万円/坪(8.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -51.2％( -29.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 南海高師浜線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 羽衣駅 | 112万/坪 (21.7年/64.7坪) | 83.9万/坪 (21.6年/45.4坪) | 86.1万/坪 (18.0年/62.1坪) |
| 伽羅橋駅 | 28.5万/坪 (49.0年/28.7坪) | 58.3万/坪 (38.3年/25.7坪) | 79.7万/坪 (13.2年/34.6坪) |
| 高師浜駅 | 109万/坪 (12.9年/36.6坪) | 67.7万/坪 (22.4年/30.8坪) | 44.9万/坪 (25.1年/72.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
高師浜駅 109.2 万/坪(昨年同期比 +61.3 ％)
高師浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 109万円/坪(33.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +61.3％( +41.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2021年)に比べて +22.2％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 12.9年(昨年 22.4年から -42.2 ％減)。平均土地面積は 36.6 坪 (昨年 30.8 坪から +18.9 ％増)。平均建物面積は 28.2 坪 (昨年 33.4 坪から -15.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 22.4 年 → 2022年 12.9 年、-42.2 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2021年 3.9 分 → 2022年 3.3 分、-15.8 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 28.6 ％ → 2022年 63.6 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 22.2 ％ → 2022年 18.2 ％)
伽羅橋駅 28.5 万/坪(昨年同期比 -51.2 ％)
伽羅橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.5万円/坪(8.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -51.2％( -29.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 49.0年(昨年 38.3年から +28.1 ％増)。平均土地面積は 28.7 坪 (昨年 25.7 坪から +11.8 ％増)。平均建物面積は 28.0 坪 (昨年 25.7 坪から +8.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 5.0 分 → 2022年 4.2 分、-15.0 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 25.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 38.3 年 → 2022年 49.0 年、+28.1 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 75.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示