【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜12月期の南海多奈川線 (みさき公園駅~多奈川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.9万円/坪(7.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -41.4%( -17.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 29 件(1年前(2022年)に比べて +81.2%( +13件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.2年(昨年 32.7年から -1.5 %減)。平均土地面積は 57.2 坪 (昨年 115.9 坪から -50.7 %減)。平均建物面積は 33.1 坪 (昨年 66.9 坪から -50.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。
上位 1 駅(多奈川駅)は +122.3 %(坪単価 +9.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(深日町駅)は -86.0 %(坪単価 -51.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 12.5 % → 2023年 34.5 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 64.3 % → 2023年 26.9 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 21.4 % → 2023年 42.3 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 12.5 % → 2023年 10.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった多奈川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.0万円/坪(5.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +122.3%( +9.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2022年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった深日町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.4万円/坪(2.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -86.0%( -51.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2022年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
南海多奈川線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
みさき公園駅 | 11.7万/坪 (43.8年/69.0坪) | 47.5万/坪 (33.4年/123坪) | 16.3万/坪 (44.8年/58.0坪) |
深日町駅 | 8.4万/坪 (47.0年/53.2坪) | 60.3万/坪 (31.2年/165坪) | 13.0万/坪 (0年/72.6坪) |
深日港駅 | 49.2万/坪 (11.3年/44.7坪) | - | 11.6万/坪 (47.5年/65.0坪) |
多奈川駅 | 17.0万/坪 (37.8年/69.6坪) | 7.7万/坪 (31.7年/44.4坪) | 12.9万/坪 (47.8年/115坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
多奈川駅 17.0 万/坪(昨年同期比 +122.3 %)
多奈川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.0万円/坪(5.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +122.3%( +9.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2022年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 37.8年(昨年 31.7年から +19.6 %増)。平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 44.4 坪から +56.8 %増)。平均建物面積は 32.9 坪 (昨年 32.8 坪から +0.4 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 % → 2023年 25.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 31.7 年 → 2023年 37.8 年、+19.6 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 15.0 分 → 2023年 18.2 分、+21.3 %と大きく増加)
深日町駅 8.4 万/坪(昨年同期比 -86.0 %)
深日町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.4万円/坪(2.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -86.0%( -51.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2022年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 47.0年(昨年 31.2年から +50.6 %増)。平均土地面積は 53.2 坪 (昨年 164.9 坪から -67.7 %減)。平均建物面積は 30.9 坪 (昨年 65.5 坪から -52.9 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 8.0 分 → 2023年 7.0 分、-12.5 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 66.7 % → 2023年 40.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 31.2 年 → 2023年 47.0 年、+50.6 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 60.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示