【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜3月期のJR湘南新宿ライン (大宮駅~浦和駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 135万円/坪(41.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -2.2%( -3.0万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 94 件(1年前(2020年)に比べて +27.0%( +20件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 11.9年(昨年 8.5年から +39.4 %増)。平均土地面積は 42.8 坪 (昨年 35.6 坪から +20.2 %増)。平均建物面積は 47.2 坪 (昨年 41.5 坪から +13.8 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。大宮駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは大宮駅で昨年に比べ +11.8 %、坪単価は 138 万円/坪となった。
上位 1 駅(大宮駅)は +11.8 %(坪単価 +14.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(浦和駅)は -14.4 %(坪単価 -22.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 8.2 % → 2021年 6.5 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 8.5 年 → 2021年 11.9 年、+39.4 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 12.3 % → 2021年 21.7 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 67.1 % → 2021年 51.1 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 138万円/坪(41.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +11.8%( +14.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 57 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +19件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった浦和駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 131万円/坪(39.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -14.4%( -22.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 37 件(1年前(2020年)に比べて +2.8%( +1件/坪)と僅かに増加しています。)。
JR湘南新宿ライン | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
大宮駅 | 138万/坪 (12.6年/48.6坪) | 123万/坪 (7.1年/34.6坪) | 116万/坪 (15.5年/52.5坪) |
浦和駅 | 131万/坪 (10.8年/33.8坪) | 153万/坪 (10.0年/36.6坪) | 132万/坪 (10.6年/42.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大宮駅 138.0 万/坪(昨年同期比 +11.8 %)
大宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 138万円/坪(41.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +11.8%( +14.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 57 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +19件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 12.6年(昨年 7.1年から +77.4 %増)。平均土地面積は 48.6 坪 (昨年 34.6 坪から +40.4 %増)。平均建物面積は 53.4 坪 (昨年 38.3 坪から +39.4 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 7.1 年 → 2021年 12.6 年、+77.4 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 13.5 % → 2021年 25.5 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 73.0 % → 2021年 49.1 %)
浦和駅 131.3 万/坪(昨年同期比 -14.4 %)
浦和駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 131万円/坪(39.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -14.4%( -22.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 37 件(1年前(2020年)に比べて +2.8%( +1件/坪)と僅かに増加しています。)。
平均築年数は 10.8年(昨年 10.0年から +8.4 %増)。平均土地面積は 33.8 坪 (昨年 36.6 坪から -7.6 %減)。平均建物面積は 37.6 坪 (昨年 44.8 坪から -16.1 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 11.1 % → 2021年 5.4 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 11.1 % → 2021年 16.2 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 61.1 % → 2021年 54.1 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示