【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年4月〜6月期のJR湘南新宿ライン (大宮駅～浦和駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 170万円/坪(51.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +26.1％( +35.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 58 件(１年前(2019年)に比べて -6.5％( -4件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 7.4年(昨年 11.6年から -36.3 ％減)。平均土地面積は 42.6 坪 (昨年 41.2 坪から +3.6 ％増)。平均建物面積は 41.6 坪 (昨年 43.7 坪から -4.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。大宮駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは大宮駅で昨年に比べ +59.0 ％、坪単価は 194 万円/坪となった。
上位 1 駅(大宮駅)は +59.0 ％(坪単価 +71.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(浦和駅)は -9.0 ％(坪単価 -13.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 11.6 年 → 2020年 7.4 年、-36.3 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 54.8 ％ → 2020年 70.9 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 17.7 ％ → 2020年 16.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 194万円/坪(58.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +59.0％( +71.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 36 件(１年前(2019年)に比べて +20.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった浦和駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 133万円/坪(40.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -9.0％( -13.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 22 件(１年前(2019年)に比べて -31.2％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR湘南新宿ライン | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大宮駅 | 194万/坪 (9.0年/43.6坪) | 122万/坪 (10.7年/49.8坪) | 95.2万/坪 (11.8年/76.2坪) |
| 浦和駅 | 133万/坪 (4.9年/41.0坪) | 147万/坪 (12.5年/33.0坪) | 133万/坪 (9.3年/37.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大宮駅 193.7 万/坪(昨年同期比 +59.0 ％)
大宮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 194万円/坪(58.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +59.0％( +71.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 36 件(１年前(2019年)に比べて +20.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 9.0年(昨年 10.7年から -15.7 ％減)。平均土地面積は 43.6 坪 (昨年 49.8 坪から -12.4 ％減)。平均建物面積は 37.9 坪 (昨年 51.8 坪から -26.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2019年 10.7 年 → 2020年 9.0 年、-15.7 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 56.7 ％ → 2020年 66.7 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 26.7 ％ → 2020年 21.2 ％)
浦和駅 133.3 万/坪(昨年同期比 -9.0 ％)
浦和駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 133万円/坪(40.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -9.0％( -13.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 22 件(１年前(2019年)に比べて -31.2％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 4.9年(昨年 12.5年から -60.4 ％減)。平均土地面積は 41.0 坪 (昨年 33.0 坪から +24.2 ％増)。平均建物面積は 47.4 坪 (昨年 36.3 坪から +30.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 12.5 年 → 2020年 4.9 年、-60.4 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 53.1 ％ → 2020年 77.3 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 9.4 ％ → 2020年 9.1 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2019年 20.6 分 → 2020年 23.6 分、+14.4 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示