【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年10月〜12月期の東武日光線 (東武動物公園駅～柳生駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.5万円/坪(13.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -0.1％( -0.0万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 24 件(１年前(2018年)に比べて -45.5％( -20件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.4年(昨年 18.3年から -15.9 ％減)。平均土地面積は 110.0 坪 (昨年 77.5 坪から +41.8 ％増)。平均建物面積は 38.8 坪 (昨年 40.4 坪から -3.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。南栗橋駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは南栗橋駅で昨年に比べ +12.8 ％、坪単価は 59.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(南栗橋駅)は +12.8 ％(坪単価 +6.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(幸手駅)は -37.5 ％(坪単価 -21.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2018年 18.3 年 → 2019年 15.4 年、-15.9 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 41.5 ％ → 2019年 50.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 24.4 ％ → 2019年 18.2 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 18.0 分 → 2019年 22.3 分、+24.2 ％と大きく増加)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった南栗橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.0万円/坪(17.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +12.8％( +6.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった幸手駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.7万円/坪(10.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -37.5％( -21.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて -62.5％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東武日光線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 東武動物公園駅 | 41.5万/坪 (17.3年/127坪) | 41.1万/坪 (23.1年/48.5坪) | 57.0万/坪 (15.0年/46.2坪) |
| 杉戸高野台駅 | - | - | 45.0万/坪 (17.6年/53.8坪) |
| 幸手駅 | 35.7万/坪 (29.8年/77.1坪) | 57.1万/坪 (11.8年/61.3坪) | 43.7万/坪 (19.9年/66.6坪) |
| 南栗橋駅 | 59.0万/坪 (9.1年/53.9坪) | 52.3万/坪 (12.8年/65.4坪) | - |
| 栗橋駅 | 42.0万/坪 (9.3年/118坪) | 42.4万/坪 (15.3年/132坪) | 77.4万/坪 (9.1年/80.4坪) |
| 新古河駅 | - | 13.8万/坪 (32.4年/56.5坪) | 21.8万/坪 (27.0年/152坪) |
| 柳生駅 | - | - | 6.4万/坪 (46.8年/160坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
南栗橋駅 59.0 万/坪(昨年同期比 +12.8 ％)
南栗橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.0万円/坪(17.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて +12.8％( +6.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 9.1年(昨年 12.8年から -28.8 ％減)。平均土地面積は 53.9 坪 (昨年 65.4 坪から -17.5 ％減)。平均建物面積は 33.8 坪 (昨年 32.1 坪から +5.1 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2018年 12.8 年 → 2019年 9.1 年、-28.8 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 19.0 分 → 2019年 14.3 分、-24.6 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 ％ → 2019年 66.7 ％)
幸手駅 35.7 万/坪(昨年同期比 -37.5 ％)
幸手駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.7万円/坪(10.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -37.5％( -21.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて -62.5％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.8年(昨年 11.8年から +153.1 ％増)。平均土地面積は 77.1 坪 (昨年 61.3 坪から +25.9 ％増)。平均建物面積は 38.6 坪 (昨年 30.1 坪から +28.3 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 11.8 年 → 2019年 29.8 年、+153.1 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 18.1 分 → 2019年 32.0 分、+76.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 12.5 ％ → 2019年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示