物件種別
対象路線
調査期間
中古一戸建て
2020年
2020年1月12月

この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

記事監修:岩野 愛弓
【監修者】

宅地建物取引士・日商簿記2級

岩野 愛弓 (監修者)

注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...

中古一戸建て相場の概況

2020年1月〜12月期の秩父本線 (羽生駅三峰口駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.2万円/坪(14.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -3.8%( -1.8万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 277 件(1年前(2019年)に比べて +1.8%( +5件/坪)と僅かに増加しています。)。

平均築年数は 20.7年(昨年 19.9年から +3.6 %増)。平均土地面積は 92.8 坪 (昨年 86.2 坪から +7.7 %増)。平均建物面積は 46.1 坪 (昨年 43.9 坪から +4.8 %増)。

近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 11 駅。ほとんどの駅において下落した。新郷駅持田駅寄居駅皆野駅影森駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは秩父駅で昨年に比べ +386.7 %、坪単価は 50.7 万円/坪となった。

上位 2 駅(秩父駅波久礼駅)は +350.6 %(坪単価 +29.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(親鼻駅浦山口駅)は -67.2 %(坪単価 -34.6 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 7.4 % → 2020年 7.9 %)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 16.4 % → 2020年 16.0 %)

価格下落要因

  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 40.3 % → 2020年 32.9 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 34.5 % → 2020年 36.6 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった影森駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +60.1%( +37.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった浦山口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.7万円/坪(3.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -59.7%( -17.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

秩父本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
秩父本線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
羽生駅42.4万/坪
(18.8年/88.7坪)
45.7万/坪
(17.2年/76.5坪)
42.9万/坪
(16.7年/92.5坪)
西羽生駅46.0万/坪
(15.3年/49.9坪)
--
新郷駅30.7万/坪
(18.6年/64.1坪)
17.1万/坪
(35.6年/170坪)
15.5万/坪
(35.2年/81.3坪)
武州荒木駅5.5万/坪
(47.1年/180坪)
--
東行田駅53.2万/坪
(14.6年/92.0坪)
45.6万/坪
(19.7年/81.8坪)
42.4万/坪
(24.3年/91.9坪)
行田市駅42.3万/坪
(16.4年/83.0坪)
43.9万/坪
(19.7年/94.9坪)
48.8万/坪
(16.5年/92.1坪)
持田駅66.9万/坪
(11.2年/81.8坪)
40.4万/坪
(19.9年/85.3坪)
32.1万/坪
(23.3年/65.5坪)
ソシオ流通センター駅-12.4万/坪
(34.5年/34.8坪)
39.3万/坪
(21.3年/49.9坪)
熊谷駅53.5万/坪
(19.0年/84.0坪)
52.2万/坪
(19.6年/76.3坪)
49.4万/坪
(19.3年/79.3坪)
上熊谷駅---
石原駅--56.2万/坪
(4.0年/60.5坪)
ひろせ野鳥の森駅---
大麻生駅---
明戸駅--29.6万/坪
(22.5年/48.4坪)
武川駅37.3万/坪
(20.2年/78.7坪)
49.5万/坪
(20.6年/79.9坪)
53.0万/坪
(10.9年/73.0坪)
永田駅30.5万/坪
(13.4年/75.6坪)
51.7万/坪
(33.5年/393坪)
40.1万/坪
(17.1年/61.1坪)
小前田駅41.0万/坪
(18.7年/82.6坪)
71.5万/坪
(10.3年/119坪)
45.2万/坪
(24.4年/137坪)
桜沢駅-48.9万/坪
(16.7年/69.1坪)
50.6万/坪
(13.0年/164坪)
寄居駅33.9万/坪
(27.8年/72.6坪)
25.3万/坪
(32.6年/83.2坪)
17.8万/坪
(37.8年/144坪)
波久礼駅23.8万/坪
(32.3年/203坪)
5.7万/坪
(40.0年/195坪)
-
樋口駅---
野上駅29.5万/坪
(31.0年/160坪)
43.8万/坪
(13.3年/62.8坪)
21.5万/坪
(25.3年/152坪)
長瀞駅-3.9万/坪
(43.5年/133坪)
-
上長瀞駅24.7万/坪
(31.2年/49.9坪)
8.3万/坪
(0年/59.0坪)
-
親鼻駅17.5万/坪
(28.1年/86.0坪)
69.3万/坪
(0.25年/80.2坪)
28.0万/坪
(18.5年/88.2坪)
皆野駅62.9万/坪
(23.7年/98.7坪)
33.2万/坪
(22.5年/78.7坪)
34.3万/坪
(16.9年/94.5坪)
和銅黒谷駅29.0万/坪
(24.7年/66.9坪)
46.8万/坪
(15.3年/98.8坪)
29.9万/坪
(24.0年/103坪)
大野原駅52.6万/坪
(22.8年/84.3坪)
76.6万/坪
(9.3年/85.3坪)
40.0万/坪
(28.7年/112坪)
秩父駅50.7万/坪
(44.3年/136坪)
10.4万/坪
(40.1年/113坪)
52.8万/坪
(18.5年/46.6坪)
御花畑駅31.5万/坪
(41.3年/42.9坪)
64.2万/坪
(23.0年/74.8坪)
48.5万/坪
(21.6年/47.8坪)
影森駅101万/坪
(30.4年/129坪)
63.0万/坪
(0.5年/56.7坪)
33.4万/坪
(26.7年/67.8坪)
浦山口駅11.7万/坪
(49.4年/545坪)
29.1万/坪
(15.0年/84.7坪)
-
武州中川駅37.0万/坪
(22.0年/169坪)
-60.1万/坪
(4.3年/63.5坪)
武州日野駅--40.5万/坪
(30.6年/240坪)
白久駅20.0万/坪
(23.1年/109坪)
--
三峰口駅2.0万/坪
(47.8年/178坪)
--

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

秩父駅50.7 万/坪(昨年同期比 +386.7 %)

秩父駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.7万円/坪(15.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +386.7%( +40.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 44.3年(昨年 40.1年から +10.5 %増)。平均土地面積は 136.1 坪 (昨年 112.5 坪から +21.0 %増)。平均建物面積は 34.4 坪 (昨年 42.4 坪から -18.8 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 33.3 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2019年 40.1 年 → 2020年 44.3 年、+10.5 %と増加)
  • 駅からの平均距離が増加(2019年 31.2 分 → 2020年 37.0 分、+18.6 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 66.7 %)

波久礼駅23.8 万/坪(昨年同期比 +314.4 %)

波久礼駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.8万円/坪(7.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +314.4%( +18.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 32.3年(昨年 40.0年から -19.4 %減)。平均土地面積は 202.7 坪 (昨年 195.1 坪から +3.9 %増)。平均建物面積は 75.6 坪 (昨年 139.2 坪から -45.7 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2019年 40.0 年 → 2020年 32.3 年、-19.4 %と減少)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 100.0 %)

親鼻駅17.5 万/坪(昨年同期比 -74.8 %)

親鼻駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.5万円/坪(5.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -74.8%( -51.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2019年)に比べて +250.0%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 28.1年(昨年 0.3年から +11057.2 %増)。平均土地面積は 86.0 坪 (昨年 80.2 坪から +7.3 %増)。平均建物面積は 21.2 坪 (昨年 31.8 坪から -33.3 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 0.3 年 → 2020年 28.1 年、+11057.2 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 18.0 分 → 2020年 64.6 分、+258.7 %と大きく増加)

浦山口駅11.7 万/坪(昨年同期比 -59.7 %)

浦山口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.7万円/坪(3.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -59.7%( -17.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 49.4年(昨年 15.0年から +229.2 %増)。平均土地面積は 544.5 坪 (昨年 84.7 坪から +542.9 %増)。平均建物面積は 93.8 坪 (昨年 37.8 坪から +148.0 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2019年 19.0 分 → 2020年 16.0 分、-15.8 %と減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 15.0 年 → 2020年 49.4 年、+229.2 %と大きく増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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