この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2019年1月〜12月期のつくばエクスプレス線 (八潮駅～三郷中央駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.1万円/坪(28.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -4.5％( -4.4万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 152 件(１年前(2018年)に比べて -20.4％( -39件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 13.1年(昨年 10.3年から +27.1 ％増)。平均土地面積は 60.4 坪 (昨年 54.4 坪から +11.1 ％増)。平均建物面積は 47.2 坪 (昨年 43.3 坪から +8.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。八潮駅、三郷中央駅は、昨年から 20 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは三郷中央駅で昨年に比べ -4.0 ％、坪単価は 103 万円/坪となった。
上位 1 駅(八潮駅)は -3.9 ％(坪単価 -3.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(三郷中央駅)は -4.0 ％(坪単価 -4.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.6 ％ → 2019年 3.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 10.3 年 → 2019年 13.1 年、+27.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 16.3 ％ → 2019年 24.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 57.9 ％ → 2019年 44.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった三郷中央駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 103万円/坪(31.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -4.0％( -4.3万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 70 件(１年前(2018年)に比べて -27.1％( -26件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった八潮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.3万円/坪(26.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -3.9％( -3.5万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 82 件(１年前(2018年)に比べて -12.8％( -12件/坪)と不調に推移しています。)。
| つくばエクスプレス線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 八潮駅 | 86.3万/坪 (15.6年/72.3坪) | 89.8万/坪 (11.8年/57.2坪) | 85.7万/坪 (15.1年/77.2坪) |
| 三郷中央駅 | 103万/坪 (10.1年/46.7坪) | 107万/坪 (9.0年/51.8坪) | 109万/坪 (7.7年/53.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
八潮駅 86.3 万/坪(昨年同期比 -3.9 ％)
八潮駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.3万円/坪(26.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -3.9％( -3.5万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 82 件(１年前(2018年)に比べて -12.8％( -12件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 15.6年(昨年 11.8年から +32.6 ％増)。平均土地面積は 72.3 坪 (昨年 57.2 坪から +26.4 ％増)。平均建物面積は 58.6 坪 (昨年 47.2 坪から +24.1 ％増)。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 2.2 ％ → 2019年 3.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 11.8 年 → 2019年 15.6 年、+32.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 5.4 ％ → 2019年 12.3 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 20.4 ％ → 2019年 28.4 ％)
三郷中央駅 103.0 万/坪(昨年同期比 -4.0 ％)
三郷中央駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 103万円/坪(31.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2018年)に比べて -4.0％( -4.3万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 70 件(１年前(2018年)に比べて -27.1％( -26件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 10.1年(昨年 9.0年から +12.8 ％増)。平均土地面積は 46.7 坪 (昨年 51.8 坪から -9.8 ％減)。平均建物面積は 34.1 坪 (昨年 39.7 坪から -14.0 ％減)。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.0 ％ → 2019年 2.9 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 8.3 ％ → 2019年 4.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2018年 9.0 年 → 2019年 10.1 年、+12.8 ％と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2018年 17.7 分 → 2019年 19.5 分、+10.5 ％と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 65.6 ％ → 2019年 46.4 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 12.5 ％ → 2019年 18.8 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示