【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年4月〜6月期の南海高野線 (紀見峠駅～紀伊細川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.5万円/坪(8.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +85.9％( +13.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(１年前(2021年)に比べて +128.6％( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.8年(昨年 36.9年から -24.8 ％減)。平均土地面積は 86.6 坪 (昨年 63.3 坪から +36.8 ％増)。平均建物面積は 58.6 坪 (昨年 50.1 坪から +16.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。紀見峠駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは九度山駅で昨年に比べ +782.3 ％、坪単価は 35.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(九度山駅、橋本駅)は +508.4 ％(坪単価 +35.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(高野下駅、林間田園都市駅)は -72.0 ％(坪単価 -13.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 36.9 年 → 2022年 27.8 年、-24.8 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2021年 25.3 分 → 2022年 21.1 分、-16.5 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 ％ → 2022年 21.4 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 ％ → 2022年 50.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった橋本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.6万円/坪(17.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +234.4％( +40.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった高野下駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.6万円/坪(0.17万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -92.4％( -6.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 南海高野線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 紀見峠駅 | 19.3万/坪 (26.3年/49.9坪) | 12.1万/坪 (31.3年/60.5坪) | 22.4万/坪 (29.3年/56.0坪) |
| 林間田園都市駅 | 18.8万/坪 (33.8年/61.6坪) | 38.8万/坪 (13.3年/56.0坪) | 40.2万/坪 (31.3年/75.6坪) |
| 御幸辻駅 | 29.6万/坪 (29.8年/58.2坪) | 14.0万/坪 (41.3年/55.2坪) | 55.6万/坪 (22.9年/64.5坪) |
| 橋本駅 | 57.6万/坪 (13.8年/195坪) | 17.2万/坪 (43.3年/49.9坪) | - |
| 紀伊清水駅 | - | - | 10.5万/坪 (40.3年/96.8坪) |
| 学文路駅 | - | - | 11.0万/坪 (36.3年/99.8坪) |
| 九度山駅 | 35.4万/坪 (24.8年/56.7坪) | 4.0万/坪 (51.3年/90.8坪) | - |
| 高野下駅 | 0.6万/坪 (31.3年/78.7坪) | 7.3万/坪 (0年/75.6坪) | - |
| 下古沢駅 | - | - | - |
| 紀伊細川駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
九度山駅 35.4 万/坪(昨年同期比 +782.3 ％)
九度山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.4万円/坪(10.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +782.3％( +31.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.8年(昨年 51.3年から -51.7 ％減)。平均土地面積は 56.7 坪 (昨年 90.8 坪から -37.5 ％減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 42.4 坪から -32.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 51.3 年 → 2022年 24.8 年、-51.7 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 30.0 分 → 2022年 12.0 分、-60.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 50.0 ％)
橋本駅 57.6 万/坪(昨年同期比 +234.4 ％)
橋本駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.6万円/坪(17.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +234.4％( +40.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 13.8年(昨年 43.3年から -68.2 ％減)。平均土地面積は 195.1 坪 (昨年 49.9 坪から +290.9 ％増)。平均建物面積は 217.8 坪 (昨年 145.2 坪から +50.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 43.3 年 → 2022年 13.8 年、-68.2 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 15.0 分 → 2022年 10.0 分、-33.3 ％と大きく減少)
高野下駅 0.6 万/坪(昨年同期比 -92.4 ％)
高野下駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.6万円/坪(0.17万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -92.4％( -6.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 78.7 坪 (昨年 75.6 坪から +4.0 ％増)。平均建物面積は 18.2 坪 (昨年 15.1 坪から +20.0 ％増)。
林間田園都市駅 18.8 万/坪(昨年同期比 -51.5 ％)
林間田園都市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.8万円/坪(5.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -51.5％( -20.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.8年(昨年 13.3年から +154.7 ％増)。平均土地面積は 61.6 坪 (昨年 56.0 坪から +10.1 ％増)。平均建物面積は 35.5 坪 (昨年 43.9 坪から -19.0 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 13.3 年 → 2022年 33.8 年、+154.7 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示