【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年10月〜12月期の南海和歌山港線 (和歌山市駅～和歌山港駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.5万円/坪(10.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -56.8％( -46.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 16 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 33.8年(昨年 26.0年から +29.8 ％増)。平均土地面積は 44.1 坪 (昨年 59.0 坪から -25.2 ％減)。平均建物面積は 38.6 坪 (昨年 41.3 坪から -6.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。
上位 1 駅(和歌山市駅)は -54.1 ％(坪単価 -45.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(和歌山港駅)は -62.4 ％(坪単価 -43.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 25.7 分 → 2023年 20.7 分、-19.3 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 41.7 ％ → 2023年 35.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 26.0 年 → 2023年 33.8 年、+29.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 16.7 ％ → 2023年 42.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった和歌山市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.6万円/坪(11.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -54.1％( -45.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(１年前(2022年)に比べて -14.3％( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった和歌山港駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.5万円/坪(8.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -62.4％( -43.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 南海和歌山港線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 和歌山市駅 | 38.6万/坪 (32.1年/44.5坪) | 84.1万/坪 (27.8年/57.9坪) | 53.5万/坪 (31.8年/46.2坪) |
| 和歌山港駅 | 26.5万/坪 (38.0年/43.1坪) | 70.4万/坪 (17.3年/66.6坪) | 39.3万/坪 (28.4年/138坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
和歌山市駅 38.6 万/坪(昨年同期比 -54.1 ％)
和歌山市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.6万円/坪(11.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -54.1％( -45.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(１年前(2022年)に比べて -14.3％( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 32.1年(昨年 27.8年から +15.5 ％増)。平均土地面積は 44.5 坪 (昨年 57.9 坪から -23.2 ％減)。平均建物面積は 39.2 坪 (昨年 43.0 坪から -8.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 25.7 分 → 2023年 18.7 分、-27.2 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 40.0 ％ → 2023年 40.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 27.8 年 → 2023年 32.1 年、+15.5 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 20.0 ％ → 2023年 40.0 ％)
和歌山港駅 26.5 万/坪(昨年同期比 -62.4 ％)
和歌山港駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.5万円/坪(8.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -62.4％( -43.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 38.0年(昨年 17.3年から +120.3 ％増)。平均土地面積は 43.1 坪 (昨年 66.6 坪から -35.2 ％減)。平均建物面積は 36.7 坪 (昨年 30.3 坪から +21.2 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 25.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 17.3 年 → 2023年 38.0 年、+120.3 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示