【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年4月〜6月期のJR京葉線 (舞浜駅～蘇我駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 152万円/坪(45.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +15.3％( +20.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 65 件(１年前(2021年)に比べて -32.3％( -31件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.1年(昨年 9.3年から +83.9 ％増)。平均土地面積は 62.3 坪 (昨年 43.6 坪から +42.9 ％増)。平均建物面積は 51.7 坪 (昨年 35.5 坪から +45.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。西船橋駅、蘇我駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは蘇我駅で昨年に比べ +29.7 ％、坪単価は 95.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(蘇我駅、西船橋駅)は +27.9 ％(坪単価 +26.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(新浦安駅、舞浜駅)は -4.8 ％(坪単価 -8.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 19.1 分 → 2022年 16.9 分、-11.7 ％と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 6.8 ％ → 2022年 8.1 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.1 ％ → 2022年 1.6 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 9.3 年 → 2022年 17.1 年、+83.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 15.9 ％ → 2022年 32.3 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.4 ％ → 2022年 11.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新浦安駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 198万円/坪(59.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -5.1％( -10.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 13 件(１年前(2021年)に比べて -7.1％( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった蘇我駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 95.5万円/坪(28.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +29.7％( +21.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2021年)に比べて -54.5％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR京葉線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 舞浜駅 | 154万/坪 (25.0年/81.5坪) | 162万/坪 (15.9年/36.3坪) | 165万/坪 (6.9年/32.0坪) |
| 新浦安駅 | 198万/坪 (12.8年/46.7坪) | 208万/坪 (11.1年/43.8坪) | 164万/坪 (11.6年/41.6坪) |
| 市川塩浜駅 | 173万/坪 (34.3年/299坪) | - | |
| 西船橋駅 | 150万/坪 (23.3年/78.2坪) | 119万/坪 (14.1年/40.7坪) | 142万/坪 (0.6年/37.3坪) |
| 二俣新町駅 | - | - | - |
| 南船橋駅 | - | - | 43.5万/坪 (28.3年/59.0坪) |
| 新習志野駅 | 131万/坪 (1.8年/35.5坪) | 127万/坪 (6.1年/36.8坪) | 97.9万/坪 (10.3年/48.8坪) |
| 海浜幕張駅 | - | 96.8万/坪 (0年/59.0坪) | - |
| 検見川浜駅 | 132万/坪 (18.1年/57.9坪) | 115万/坪 (7.0年/39.9坪) | 121万/坪 (1.3年/37.1坪) |
| 稲毛海岸駅 | 147万/坪 (7.2年/43.6坪) | 145万/坪 (3.8年/42.3坪) | 122万/坪 (2.7年/32.6坪) |
| 千葉みなと駅 | 218万/坪 (19.8年/39.3坪) | - | - |
| 蘇我駅 | 95.5万/坪 (26.3年/67.5坪) | 73.6万/坪 (9.9年/50.8坪) | 94.9万/坪 (12.4年/46.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
蘇我駅 95.5 万/坪(昨年同期比 +29.7 ％)
蘇我駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 95.5万円/坪(28.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +29.7％( +21.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2021年)に比べて -54.5％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.3年(昨年 9.9年から +164.7 ％増)。平均土地面積は 67.5 坪 (昨年 50.8 坪から +32.8 ％増)。平均建物面積は 76.3 坪 (昨年 38.8 坪から +96.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 26.4 分 → 2022年 18.8 分、-28.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 9.9 年 → 2022年 26.3 年、+164.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 ％ → 2022年 44.4 ％)
西船橋駅 150.4 万/坪(昨年同期比 +26.1 ％)
西船橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 150万円/坪(45.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +26.1％( +31.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2021年)に比べて -53.3％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.3年(昨年 14.1年から +64.7 ％増)。平均土地面積は 78.2 坪 (昨年 40.7 坪から +92.0 ％増)。平均建物面積は 52.5 坪 (昨年 32.6 坪から +60.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 17.1 分 → 2022年 11.4 分、-33.3 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 26.7 ％ → 2022年 28.6 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 14.1 年 → 2022年 23.3 年、+64.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 6.7 ％ → 2022年 28.6 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 13.3 ％ → 2022年 28.6 ％)
新浦安駅 197.7 万/坪(昨年同期比 -5.1 ％)
新浦安駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 198万円/坪(59.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -5.1％( -10.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 13 件(１年前(2021年)に比べて -7.1％( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 12.8年(昨年 11.1年から +15.1 ％増)。平均土地面積は 46.7 坪 (昨年 43.8 坪から +6.6 ％増)。平均建物面積は 36.6 坪 (昨年 37.4 坪から -2.0 ％減)。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 28.6 ％ → 2022年 30.8 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 11.1 年 → 2022年 12.8 年、+15.1 ％と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 35.7 ％ → 2022年 30.8 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 14.3 ％ → 2022年 15.4 ％)
舞浜駅 154.5 万/坪(昨年同期比 -4.5 ％)
舞浜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 154万円/坪(46.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -4.5％( -7.3万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.0年(昨年 15.9年から +57.2 ％増)。平均土地面積は 81.5 坪 (昨年 36.3 坪から +124.5 ％増)。平均建物面積は 61.8 坪 (昨年 35.3 坪から +75.2 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 ％ → 2022年 11.1 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 15.9 年 → 2022年 25.0 年、+57.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 66.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示